第13回増上寺24時間不断念仏会2018前編:お念仏に三唱礼拝に経行に朝勤行に

御参拝、誠に有難う御座います。住職(管理人)の修羅観音です。



以前からお伝えしております通り、2018年5月12日(土)から5月13日(日)にかけて、私は東京に御座います増上寺へ行って参りました。


そのあたりについての事柄は、こちらで記しております。

もしも来年「行ってみたい」という場合の参考資料にはなりましょうから、こちらに記しておくと致します、それを踏まえた上で。



参照記事:「第13回増上寺24時間不断念仏会のお知らせ|開催日時にアクセスに注意事項などを少々」



増上寺で何をしておったかと申しますと、第13回24時間不断念仏会に参加しておりまして。

今回で、通算6回目、増上寺では3回目となります24時間不断念仏会。

今年の増上寺でも、気がつけば十何時間と、とにかくお念仏に励む御縁を頂けましたこと、誠に有り難き事に御座ります。



非常に濃密な24時間、準備と結願、後片付けも合わせると27時間前後はあったのですが、それくらいの時間と濃密さゆえに、今回の24時間不断念仏会についてのレポートは前後編に分けてお伝え致します。

今回の第13回24時間不断念仏会では、プラユキ・ナラテボーさんから教わった事が繋がる経験も御座りましてね。

その辺りの詳細は後半に話すと致しまして、今回の前半では、タイムテーブル的な話が中心です。

恐らく、24時間の出来事、その前後も含めた出来事を記すと、前半だけで結構な文字数になりますから、私が現地で学んだり気づいた事、繋がったという話は、後半に記します。

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いざ、第13回増上寺24時間不断念仏会2018に参加するため、東京へ:往路でばったりと再会

2018年、今回で増上寺では13回目となります、24時間不断念仏会。



今回は早めに出立。

新幹線で品川駅まで行き、そこから浜松町駅へ降り立ち、サンマルクカフェで朝食を済ませた後、建物から出ますと・・・。

私がお世話になっている、恩人であられる浄土宗僧侶と、24時間不断念仏会のスタッフと、ばったりと再開致しました。

いやはや、なんとも偶然、少しでもタイミングがずれていれば、往路で再開することが無かった事を考えると、なんたる御縁でありましょう、嬉しき事なり。



3人で再会を喜び、必要な物の買い出しがあるという事で、私は先に増上寺へ。

そして、毎年お世話になっているスタッフの方々、お坊さん達に挨拶を済ませた後、時間まで色々とやって、いざ、第13回増上寺24時間不断念仏2018が開始致しました。



最初は法要、三礼(節のついた南無阿弥陀仏を唱える)から光明摂取の文まで読み上げ、そこから不断念仏開始。

光明摂取の文は、私は不断の勤行では漢文で読んでおりまして、24時間不断念仏会では書き下し文になって意味を拾いやすくして下さっている辺り、お心遣いを感じます。



この後は、私もちょくちょくと喉を回復させたりお手洗いに行ったりと、適宜休息を挟みながら、とにかくお念仏に励ませて頂きまして。



私は今回、5月12日(土)と5月13日(日)、1時間ずつの合計2時間、大木魚を叩かせて頂く御縁を賜りまして、大木魚も経験して参りました。

途中、有志の善友が共に大木魚を叩いて下さるという御縁を頂き、プラユキ・ナラテボーさんが仰る「善友」を、連想したものです。

お念仏の世界観でしたら、「同朋・御同朋」と言ったところでありましょうか。

一つの念仏道場に集い、共にお念仏に励む御縁を頂けたという繋がりは、まさしく「お念仏で繋がる時空」で御座います。



その後、途中で三唱礼拝(南無阿弥陀仏を3回1セットで、立ったり座ったりしてお念仏を唱える行)を挟み、夕食を頂きました。

夕食時には、主催されている土屋正道上人やお坊さん達と会話をする御縁を頂きまして、お坊さんとも話す御縁賜れる貴重な時間となりまして、嬉しかったものであります。



そうして、また適宜休息を挟みながらお念仏に励み、前半の13時から0時まで、恐らく11時間中9時間はお念仏の時間として過ごさせて頂きました。

また、暗くなってから灯籠も会場に繋がる広い場所に設置されて、そちらも堪能したものです。

ちゃっかりと、オレンジだったり青く輝いたりと、様相を変える東京タワーもカメラに納めたりして。

日付変わって24時間不断念仏会後半:経行を体験

そうしてお念仏の時間が進んでいき、日付が変わるかどうかというあたりの時間帯で、「経行(禅宗では「きんひん」と読むそうです)」という行を体験する御縁を頂きました。



「経行」とは、ご本尊の周りを一同がぐるぐると歩きながら、お念仏を称え続けるという行です。

阿弥陀経を読んだことがある人や詳しい人ならば、「即以食時還到本国飯食経行(食事をもって還って本国に到って飯食し経行す)」というところを連想されるのではありませんかな。



今回私が体験しましたのは、節がついて「なーむーあみだぶなーむーあみだぶ」と、音楽的なメロディと言いますか、音楽的な要素を色濃く感じたもので御座います。

最初は、上手く称えられなかったけれども、30分か40分か、それくらいずっと続けたことにより、京都に帰ってから帰宅するまでの帰り道で、口ずさんだりしておりましてね。



そして、この「経行」にて、私はプラユキ・ナラテボーさんから教わった歩行瞑想を応用的に取り入れ、「繋がった!」という経験をしたものです。

それについては、後半にて。



そうして経行も終え、またお念仏に励む事に戻りまして。

一旦、午前2時から3時まで仮眠を取ろうかと思うて、仮眠室に行ってはみたのですが、目を閉じても寝付けず、結局お念仏に戻る私。



まあ、法然上人もこう仰ったと、徒然草にありますからね。

「眠くなったら寝て、起きたらお念仏に励めば宜しかろう。」

ご自身は一日に6万遍7万遍もお念仏しまくってらっしゃったのに、衆生には寛大な事を仰る法然上人でありまするなあ。

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増上寺24時間不断念仏会にて体験する「増上寺朝勤行」

はじめて増上寺での24時間不断念仏会に参加させて頂いてから、2回目も3回目も楽しみにしておりました事が、後半の日の午前中に御座います。

それは、「増上寺の朝勤行」です。



もしも近くにお住まいで、体験された事があるならば、あの荘厳を感じ取られている方もいらっしゃるのではないかと存じます。

朝の澄んだ空気に僧侶の通る声が響き渡る、あの大殿の勤行は、言葉では上手く伝えきることが出来ません。

申し訳ない、私の語彙が貧弱というのもあります。

ただ、あの空気感と言いますか独特の荘厳さ、そして僧侶近衛が絶妙に響き渡る大殿という舞台装置について等々、やはり生で体験しないとわからんものかと思うのです。

現在の大殿は、戦後に立てられた建物だそうですが、声の響く感じなど、その辺りを綿密に計算して設計・建立されたのでありましょう。

もしも東京のあの辺りに機会があって訪れて、朝勤行の時間に何も予定がないというならば、一度足を運んでみるのも宜しかろうと存じます。



増上寺の朝勤行については、これからも増上寺24時間不断念仏会に行くたびに報告する事でありましょう、それくらいのものなのですよ、ほんと。

増上寺の境内案内に参加した後、結願:今年も無事に満行す

日が昇り、朝勤行も終えて、朝食を頂いてから再び光摂殿にてお念仏を続けておりましたが。

流石に、8時前後あたりでうつらうつらとしてきまして。

ただ、13日9時からは大木魚を叩かせて頂く御縁を頂いており、その時には覚醒しておりました。

不思議なものです、大木魚を叩いていると、きちんと肉体も意識も起き上がるものですから。



その後、大木魚ベテランなるスタッフにお助け頂いて、13日午前中に催される増上寺境内案内に参加させて頂いて、増上寺をぐるりと巡って参りました。

増上寺は、徳川家将軍の墓所でもありまして、その辺りの解説を頂いたもので御座います。



境内案内は、増上寺の三解脱門の解説にて終了、また光摂殿へ戻ってラストスパート的なお念仏。



こうして、5月13日(日)13時になり、結願(けちがん)

主催者であられる土屋正道上人の挨拶と同唱十念などを経て、無事に満行と相成りました。



今年は210名ほどの方が足を運ばれて、共にお念仏に励む御縁を頂きました。



今回の私は、合計すると16時間はお念仏させて頂いていたような、そのような感じです。

海外の方・外国から来られている方も結構いらっしゃる

ここで補足的な話をば。



念仏道場、24時間不断念仏会の会場におりますと、様々な方々のお姿を拝見する事となりまして、気づいた事が御座います。

外国の方、海外から来られているであろう方も結構いらっしゃり、1割から2割くらいは外国の方かなあ、という印象でありました。

私が休息などで席を外している時にも、来られていたことでしょうし、もう少し多かったやもしれません。



お念仏の教えは、中継されていたパリの仏教センターなどを通して広まっていることでしょうから、海外にもお念仏の教えは広まっているのであろうなあ、と、改めて感じる事に御座ります。

ブラジルの浄土宗寺院も、「なぜそこに日本人」という番組で紹介されてもおりましたからね。

ちなみに、テレビで紹介されていたブラジルの浄土宗寺院とお坊さんも、今回もインターネット中継で繋がり、共にお念仏させて頂いておりました。

第13回増上寺24時間不断念仏会2018を終えて:お念仏で繋がる日

今回は、第13回増上寺24時間不断念仏会2018に参加した事の事務的な話、タイムテーブルなどをお伝えしております。

その中で気づいた事や学んだこと等もあるのですが、それも綴れば更に長くなりそうですから、一旦ここら辺りまでにしておき、後半でそれらについてお伝え致します。



今回も、世界各地から、十何カ所とインターネットで繋がり、共にお念仏に励む御縁を賜ったものです。

清浄華院で最初に参加したときの、「パリと京都、お念仏で繋がる夜」というお言葉を思い出します。



また、この24時間不断念仏会という別時念仏会は、インターネットに繋がっていれば、視聴することが可能です。

ゆえに、中継で繋がっていなかった場所でも、インターネットを視聴しながらお念仏されていた方も、いらっしゃるやも知れません。



そのような方々とも繋がっていたと思えば、なんとも、お念仏で繋がる仏縁であるなあ、と、思うところに御座います。



ただ一向に念仏すべし。



合掌、十念、礼拝

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