2021年第16回24時間不断念仏会成満|完全オンラインで仏の名を呼ぶ

御参拝、誠に有難う御座います。住職(管理人)の修羅観音です。



2021年5月8日(土)から9日(日)にかけて行われました2021年第16回24時間不断念仏会は、無事に成満致しました。



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今回の、2021年に行われました第16回24時間不断念仏会は、昨年の第15回と同じく、完全オンラインにて行われまして。

昨年と同じ要領で、私もディスプレイの前に張り付いてお念仏致しました。



今年で東京では16回目の開催となります24時間不断念仏会は、開催時期が新型コロナウイルスの影響により、緊急事態宣言真っ最中という状況下で行われた次第で御座います。

この記事を投稿している時期は、緊急事態宣言の延長も報道されておりましてね。

そのような中でも、完全オンラインという形で、24時間不断念仏会が開催され、無事に成満致しましたこと、有り難き事に御座ります。



そういうわけでして、今回は第16回24時間不断念仏会のレポートをする事と致しましょう。



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2021年・第16回24時間不断念仏会:前編

完全オンラインでの開催となりました、2021年の第16回24時間不断念仏会。



5月8日(土)の12:30頃に、増上寺の円光大師堂がYouTubeのライブ映像に映し出されまして。



最初のお念仏が始まり、主催者で観智院のご住職・土屋正道上人からご挨拶を頂き、表白等を読み上げられます。

24時間不断念仏会は、一つの法要として行われる次第でありまして、節のついたお念仏「三礼(さんらい)」から始まり、「光明文(こうみょうもん)」まで読み上げられます。

モニター越しに、私も共にお唱え申し上げました。



そして「光明文(こうみょうもん):如来の光明はあまねく十方世界を照らして念仏の衆生を摂取して捨てたまわず」という一文を読み上げてから、いよいよ24時間続く不断念仏です。



この後は、ただ一向に念仏すべし。

途中で行道があったり、世界と繋がったり

第16回24時間不断念仏会は、ウェブサイトで公表されている予定の通り、世界各国と中継が繋がり只管にお念仏申し上げておりました。



最初は、メインチャンネルの中継は増上寺の円光大師堂から始まりまして、世界各国からの中継映像の画面には、ハワイからでありまして。

時差の事もあるのでしょう、毎回世界の中継映像はハワイからという傾向があるようです。



その後は、メインが京都の浄土宗寺院・大本山百万遍知恩寺が映し出されたりと、1時間毎に映像が切り替わりました。

途中、土屋上人が念仏行脚をして下さいまして、芝公園の様子が映し出されて、懐かしさを覚えたもので御座います。

土屋上人は、芝公園の花であったり、大殿の屋根瓦葺き替え工事の様子であったり、東京タワーの下まで行かれて東京タワーを見上げる形で映し出して下さったりと、東京の今の様子を映して下さいました。



15時からは、京都開催の時はメイン会場となります清浄華院の大方丈とも繋がり、「今年はここで開催できるかなあ。」と、思うてみたり。



そんなこんなで、あれよあれよという間にお念仏し続けていく内に時間が経過し、気がつけば23時に。

途中、夕餉を頂いたりと適宜小休息を頂きつつ、風邪気味だったので適宜喉を休めつつ、お念仏お念仏。



23時からは、フランス・パリ:ヨーロッパ仏教センターと中継が繋がり、最初に参加させて頂いた時の事を思い出しておりました。

私は、24時間不断念仏会では、パリのヨーロッパ仏教センターと中継が繋がる時、感慨深いものがあるといいますかね。

最初に参加させて頂いた時に、当時の高僧が「京都とパリ、お念仏で繋がる夜」という言葉をフリップに書かれて、「お念仏で世界と繋がるのであるなあ。」と、衝撃と言いますか、「これだ!」というような直感めいたものがありまして。



そのような事を思い出しつつ、今回もお念仏に励んだもので御座います。



ちなみに、今回のヨーロッパ仏教センターからの中継の様子は、数カ所の檀信徒の方々と個々に中継が繋がるという形式でありました。

新型コロナウイルスの影響ゆえ、一カ所に集まらずにこのような形式をとられたのでありましょう。



ちなみに、その中のお一人が、中継が次に移る際に「Danke」というフリップを持っていらっしゃったことから、ドイツ語圏の方もいらっしゃるのだろうなあ、と思うたことに御座います。

「Danke」はドイツ語で「有り難う」という意味です。

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2021年・第16回24時間不断念仏会:後編

日付が変わって5月9日(日)、今度は東京の観智院と、アメリカのセントルイスと中継が繋がり、お念仏お念仏。



夜中になって、仮眠を取ってから、再びお念仏に戻りまして。

体調の事もあり無理は出来ませんでしてね。

法然上人も、「眠ければ眠って、起きてまたお念仏しましょう」と仰ってますし。



早朝、私は私の勤行を済ませて、ディスプレイの前に戻ってからまたまた只管お念仏に励みまして。

6時からは、イビウーナ日伯寺の中継にて、母の日という事もあり、母の日のメッセージをお坊さんがフリップにて伝えて下さいました。

「母の日おめでとう」は、現地の言葉で「Feliz dia das mães」と書くようです。

ちなみに私は母の日に、文明堂の母の日仕様カステラを家族に送っておきました。



7時からは、鎌倉大仏様で知られる高徳院から中継が繋がり、ここで三唱礼と、仏様の周りを歩きながらお念仏する行道がありました。

朝の大仏様の前でのお念仏と三唱礼と行道、善哉。



そうして、総本山知恩院からの中継もあったりしまして、最後の1時間は増上寺の円光大師堂と多聞院ともう一つの寺院と中継が繋がり、13時に結願。



私も事前にお願い申し上げておりましたご回向も読んで頂き、無事に成満致しました。

16回24時間不断念仏会成満:今後京都開催と2022年はどうなるかわからないけれども

今回は、無事に成満と相成りました、2021年開催の第16回24時間不断念仏会について、レポートを投稿致しました。



昨年は、2021年の24時間不断念仏会は、増上寺に集まって開催出来るかと不安がありましたが、緊急事態宣言の中という事になり、現地で集まる事は叶いませんでした。

念仏道場に集まって、共にお念仏したかったという思いがありますゆえ、なんともかんともというところでは御座います。



しかし、完全オンラインという形で、科学技術を活用すれば、世界とこうして繋がる事も出来て、共にお念仏する一つの形が新しく編み出され、それもだんだんと馴染んで参りましたことも、収穫として御座いましょう。



結願の後、今後の予定について、土屋上人が伝えて下さいました。

予定では、7月18日にヨーロッパ仏教センター主催によるお念仏があるそうです。

また、9月下旬には、京都の清浄華院にて、24時間不断念仏会の予定ではあります。



ただ、このレポートを書いている時期は、緊急事態宣言の真っ最中であり、延長もされております。



7月、そして9月に新型コロナウイルスの影響がどのようになっているか、まだまだわからぬ状況下にあります。



そのような中でも、また集ってお念仏出来る時を願い、ただただ日々お念仏する次第に御座ります。



合掌、十念、礼拝

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