2022年第17回24時間不断念仏会in東京・増上寺成満|オンラインとオフラインで繋がる

御参拝、誠に有難う御座います。住職(管理人)の修羅観音です。



2022年に17回目を迎えました、東京が主会場の24時間不断念仏会も、無事に成満と相成りました。

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新型コロナウイルスの影響にて、2年もの間、回数にして4回は完全オンラインでありました。

今回は、東京の増上寺・慈雲閣をメイン会場として、オンラインにて各々の念仏者の皆様と繋がり、共にお念仏に励んだ次第に御座ります。

増上寺・慈雲閣の会場参加は、17時解散ではありましたが、一時の間でも直接参加が叶った事は、共に念仏道場に集いたい人にとっては有り難きご縁でありましょう。



私は今回、京都も東京もまだ感染者数を鑑みて、また、県をまたぐという事もあり、自室にてのオンライン参加に致しました。

また共に念仏道場に集って共にお念仏出来る時を、楽しみに日々のお念仏に励む事と致しま

す。

というわけでして、いつもの如く24時間不断念仏会のレポートをお送り致します。

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2022年第17回24時間不断念仏会in東京の増上寺:5月21日から

私は早めに昼食を頂いて、12:30頃にオンラインスタンバイ。



12:30にお念仏が始まり、12:45くらいに開白、そして13:00頃には、24時間の不断念仏開始。

ここから、ただ一向に念仏すべし。

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。



YouTubeライブのメインの画面では、メイン会場の増上寺・慈雲閣と観智院、お寺の図書館がある多聞院とが映されて、お世話になったお坊さんがお念仏されている姿を見て、共にお念仏。

お姿を観る事が出来て、嬉しゅう御座います。



13:00からは、ハワイと中継が繋がり、ハワイの画面は二つの場所が映し出されておりました。

そして、中継のYouTubeライブは、途中で調整中などがありまして、14:55から長野の専念寺と観智院が映されたりと、タイムテーブル通りに映っていきます。



15:00からは、YouTubeライブの各地からの中継は、浄土宗大本山百萬遍知恩寺に。

今回も、京都の大本山がいくつかと、京都の各地のお寺さんの中継がありまして。

地元の寺院がこうして画面に出てると、なんだかこう、ええもんを感じます。



各地の寺院が映し出されると、それぞれ特色であったり、個々の違いがあって興味深いものでありました。

例えば、五百羅漢寺というところでは、奥側にも像が見えましたし。

また、京都の宇治市に御座います来迎寺では、お坊さんが阿弥陀来迎の彫刻の前でお念仏されていました。

あの彫刻、是非とも観て欲しいし、実際に間近で目にしてみとう御座います。



21:00からは、安養寺の清水良将上人がお念仏されていました。

安養寺の清水良将上人は、YouTubeで毎日のお勤め・勤行をライブ配信されているお坊さんです。

2022年5月21日の時点で、なんと777日目の勤行ライブ配信ということでありました。

24時間不断念仏会の日にスリーセブン、ご縁でありまする。



そして、23:00からは、フランス・パリのヨーロッパ仏教センターと繋がりお念仏。

毎回申し上げておる事ではありますが、パリのヨーロッパ仏教センターの中継を観ると、いつも初めて24時間不断念仏会に参加させて頂いた時の事を思い出します。

あの時に、「パリと京都、お念仏で繋がる夜」という言葉と出会い、お念仏で繋がるという事を観じたものでありました。

あれからのご縁、今も続いておるのは、有り難き仏縁に御座ります。



ヨーロッパ仏教センターの会場では、毎回行道をされておりまして、今回も、23:15頃から23:30頃まで、23:45頃から行道をされていました。



そうして、5月21日(土)は過ぎていきます。

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24時間不断念仏会成満:結願・回向

日付が変わり、5月22日(日)になりまして、メインは多門院、サブは法学寺(長野)とセントルイス(アメリカ)と繋がりまして。

私はこの時点で20時間以上起床しておった事もあり、暫く仮眠を頂きました。



そして、4:30頃から仏壇の前で勤行を終え、軽く朝食を頂いた後、再びオンラインで繋がりお念仏へ。



4時台は観智院とハワイ浄土院別院とと名狩り、5時台には開運寺(北海道 札幌市)とイビウーナ日伯寺(ブラジル)と繋がっておりまして。



朝7時になると、YouTubeライブのメインは京都の蓮乘寺(蓮乗寺)、各地の中継は鎌倉大仏殿高徳院でした。

鎌倉の大仏様がおわしますところです。

そこで、お坊さんが行道と三唱礼をされて、鎌倉の大仏様の中継は7:33頃に終了。

そこから、京都の大念寺などと繋がり、またお念仏に励みます。



また少し休みを取ってから、ここからラストスパートと言いますか、終わりまでお念仏。

そして、13:00になりまして、結願、回向へ。

今回も、事前にお伝えしておりました回向文を読んで頂きました。



そして、土屋上人の挨拶も終わり、中継終了。

こうして、無事に2022年第17回24時間不断念仏会in東京・増上寺成満と相成りました。

今回の回向文や感想

2022年も開催して頂くことが叶い、東京では第17回となる24時間不断念仏会。

新型コロナウイルスの影響が出てからの開催では、4回の間完全オンラインでありました。



そして、その4回で私も回向文をお伝えしておりましたがどれも新型コロナウイルス感染物故者追善追福増進菩提でありまして。



今回も、確かにその祈願はありましたが、今回の回向文は違う文に致しました。

今回は、毎日ニュースになっておりますから、ご存じの事柄でありましょう国同士が武力を持って争っておる事についてであります。

その争いによっての物故者の追善供養と、北海道の観光船の物故者追善供養を、回向文と致しました。

表白にもある「兵戈無用(ひょうがむよう)」

今回、私は上述した回向文を、結願・回向の時に読んで頂きまして。

特に今回は、国同士の争い・諍いが報道されているという事もあり、世界平和の祈願をされる方も多かったという印象です。

回向文を提出されなくても、そうした思い・祈願があった方もいらっしゃいましょう。



その事もあってか、今回の表白には、「兵戈無用(ひょうがむよう)」という言葉が御座いました。

「兵戈無用(ひょうがむよう)」とは、「兵や武器を用いる争いごともなく」という事です。

これは、浄土宗大辞典では、祝聖文として伝えられております。



偈文を紹介しておきますと、「天下和順、日月清明、風雨以時、災厲不起、国富民安、兵戈無用、崇徳興仁、務修禮譲」です。



国際情勢を観れば、時既に兵や武器を用いて争ってしもうておるがゆえに、今更と言われるやもしれません。

ただ、願わくば世界が平和なるという世界平和を祈願し、今後は兵戈無用である世にならんことを、願うばかりで御座います。



そのような平和への願いを祈り、今回の24時間不断念仏会でお念仏する次第でありました。

京都開催はどうなるか:新型コロナウイルス感染状況次第ではありますが

今回は、2022年第17回24時間不断念仏会in東京・増上寺が無事に成満と相成りまして、そのレポートをここに記しました。



次があるならば、恐らく京都での開催となるかと推測しております。

ただ、新型コロナウイルスが感染拡大してから2年数ヶ月経過している現在も、感染者数が増えたり減ったりの状況です。

京都も、400人台になったかと思いきや、次の日に900人くらいに増えたりと、どうなることやらといったところであります。



このような状況故に、京都での開催であったり、会場参加が叶うのは、新型コロナウイルスの状況次第としか言えぬところではありますが、致し方ないところです。

世界が平和になり、感染拡大も収まることを、切に願うばかりであります。



それまで、また日々のお念仏。

ただ一向に念仏すべし。



合掌、十念、礼拝

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