御参拝、誠に有難う御座います。住職(管理人)の修羅観音です。
以前に申しました通り、2017年9月30日(土)から10月1日(日)にかけて開催されました、24時間不断念仏会に参加して参りました。
すでにこの日程での24時間不断念仏会in京都の清浄華院偏は終了しましたが、案内をもう一度読んでみたい方は、こちらに御座ります。
参照記事:「第6回24時間不断念仏会(京都の清浄華院)のお知らせ|周辺観光案内も地元民がお伝えします」
案内申し上げておりました通り、2017年第6回24時間不断念仏会in京都の清浄華院、今回も無事に満行に達する事が出来まして。
そして、今回も大木魚を担当させて頂ける貴重な御縁を賜り、私をお救い下さり御教えを授けて下さった、お世話になったお坊さんとも再開できまして、非常に有り難き仏縁結ばれる24時間と相成りました。
24時間不断念仏会ではありますが、実際には受付の時から結願(けちがん)mで、26時間は京都の清浄華院におりましたがね。
今回は、2017年第6回24時間不断念仏会in京都の清浄華院、参加させて頂いた事柄について、前後編でお伝え致します。
前編では、主にタイムテーブル的な事や事務的な話、私の実際に体験してきた1日の動きを、後編では、感じた事や功徳等について、お伝えしていきます。
例によって、あまりにもプライベートな事や個人情報的な話につきましては、守秘義務等の課題があるから、申せないことも多々御座います。
あくまで、私が体験した事やさせて頂いてきました事、感じたり考えた事、タイムテーブルや事務的な話が中心となります。
それでも、お念仏の教えに出会わせて頂いた一人の念仏者が参加して参りました別時念仏会を、文字から味わって頂き、あなたと出会う御縁となりますれば、大変嬉しゅう御座います。
Contents
第6回24時間不断念仏会in京都の清浄華院(浄土宗)へ:到着と9月30日偏
何はともあれ、まずは2017年第6回24時間不断念仏会in京都の清浄華院に参加すべく、京都御苑の東側に位置するお寺さん、大本山清浄華院へ赴く私。念仏行脚宜しく、お念仏と共に清浄華院を目指して歩き、途中で早めの昼食を摂取して、12時少し回った受付時間内に清浄華院へ到着致しました。
途中、下御霊神社というところで、剣舞をやっておりまして、丁度良い時間まで、剣舞を眺めておりました。
諸外国から来られた参拝者が取り囲んで、竹や大根を綺麗にお侍さんが切る度に、「Wow!」と、拍手喝采。
私も、目の前で初めて、竹や大根を切られる事を目撃して、竹の切れ目もみせて頂きましたが、本当に綺麗に切れるものですな。
あの大根は、あの後スタッフが美味しくおでんの具になったりと、何らかの方法で頂かれたのであろう、と、想像したところで、清浄華院へ。
清浄華院に到着して、お世話になったお坊さん達、スタッフの方々とも再会を喜び、24時間不断念仏会を開催して下さる土屋正道上人とも再会の挨拶を大方丈でさせて頂き、いよいよお念仏です。
最初に、諸注意などの説明があった後、「摂益文」を読み上げてから、24時間只管お念仏申し上げる時へ。
「摂益文」とは、「観無量寿経」という御経さんの真身観文に御座います偈文であり、「光明遍照、十方世界、念仏衆生、摂取不捨」と称えます。
24時間不断念仏会では、意味をわかりやすく味わえるというご配慮もあるのでしょう、書き下し文で一同が称え、そこから不断念仏へ。
後はもう、24時間、清浄華院の大方丈、阿弥陀三尊の御前にて、只管南無阿弥陀仏を称え続ける念仏行・念仏三昧です。

2017年第6回24時間不断念仏会in京都の清浄華院:9月30日の私の動き
第6回24時間不断念仏会が京都の浄土宗の大本山・清浄華院で始まりまして。私はサブ的な事を15時から16時まで担当させて頂いていた事もあり、前半3時間は只管阿弥陀仏の前でお念仏しておりました。
そして、16時に一旦トイレ休憩と喉を潤してから、すぐにお念仏へ戻ります。
17時からは、大木魚を担当させて頂きまして、声を張って大木魚を叩きながら「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」と、只管にお念仏。
大木魚は、木魚の芯と「ばち」と呼ばれる棒の芯が当たるところと言いますか、そこが上手い事ヒットすると、ぽーんっと反動がついて、力を入れなくても音を出せます。
その要領で1時間、大木魚を担当させて頂いてから、また参加者席へ戻ってお念仏お念仏。
19時30分くらいに、一旦夕飯を頂く等の30分程の休憩を頂いてから、また1時間ほどお念仏。
20時を少し回ってから、また一旦休息を取りに休憩室へ。
そこで、24時間不断念仏会を開催して下さるお坊さん達と話を頂ける機会を頂きまして、今後の予定やお念仏の教えについて、教わり、有り難い時空間を共有して頂いた事に御座います。
休息を終えてから、再びお念仏をば。
そういうわけでして、9月30日(土)の間、24時間不断念仏会の前半は、休息もそこそこに、只管お念仏させて頂いておりました。
尚、24時間不断念仏会では、大木魚をやってみたいという人は、スタッフかお坊さんに申し出れば、相談に応じて下さいます。
やってみたいという人は、申請されると宜しいかと存じます。
2017年第6回24時間不断念仏会in京都の清浄華院:10月1日もお念仏お念仏
日付が変わり、10月1日(日)になってから、少し休息を取ってから、再びお念仏。10月1日には、午前3時に大木魚を担当させて頂く御縁を賜りまして、それまで大木魚の近くでお念仏させて頂き、時間になって大木魚と共にお念仏申しておりました。
大木魚の位置は、阿弥陀三尊の御前のもの凄く近くでお念仏させて頂ける御縁でありまして。
阿弥陀如来と勢至菩薩と観音菩薩を観ながら、只管お念仏をさせて頂くという、なんとも有り難き御縁でありましょう。
時間がきて、大木魚から離れてからも、少し喉を潤して快復させてから、お念仏お念仏、只管念仏です。
その後、清浄華院の朝勤行に参加させて頂く御縁があり、希望者は清浄華院の大殿へお坊さんに案内して頂きながら移動しまして、大殿の勤行に参加して参りました。
その様子や功徳は、後編でお伝え致します。

午前8時くらいから流石に45分程仮眠をば
朝勤行も終わり、朝食を食してから再びお念仏しておりましたが、流石にここで、かなり眠気や肉体疲労が姿を現し始めまして。お念仏中、うつらうつら、こっくりとしてきましてね。
木魚は、眠気覚ましの意味もありますが、一定水準を超えたら、その木魚の手もとまってしまう程です。
流石に是は放置するのは不味いと思いまして、仮眠室で少し休息を頂きました。
徒然草にも、法然上人が「眠かったら一眠りして、起きてからお念仏すれば宜しかろう」と仰ったという話を書いてあったかなあ、と、そんな事を考えながら、私も一眠りする事に致しまして。
土屋正道上人も、疲れたら適宜休憩してよいですよ、という開始前のオリエンテーションで教えて下すっていますし。
と、言う事で、午前8時を少し過ぎた辺りから、45分程仮眠。
と言っても坐ってじーっと目を閉じていただけで、完全に眠ることは出来ませんでしたがね。
そして、目を覚ましてから、再びお念仏へ。
そこから、小休止やトイレ休憩を適宜挟んで、結願までお念仏申しておりました。
ちなみに、法然上人とお念仏に関する問答・質問と回答については、一冊の本にまとめられています。
文庫でお求めやすいですし、古文と現代語訳による解説でまとめられていますから、「一百四十五箇条問答」を知りたい方は、こちらから読まれると宜しいかと存じます。
ほんと、このようにきっちりと、古文と現代語訳解説がある良書は非常に有り難し。

第6回24時間不断念仏in京都の清浄華院、結願(けちがん)へ
2017年にも開催されました、第6回24時間不断念仏in京都の清浄華院も、時間が着まして、無事に結願の運びとなりました。土屋正道上人にから御言葉とお念仏の教えを頂き、最後に記念撮影と片付けをして、第6回24時間不断念仏会in京都の清浄華院は終了。
来年は、増上寺でも5月の中頃に開催予定との事です。
私が今年参加させて頂いた、増上寺の24時間不断念仏会の様子は、以前にお伝えしております。
参照記事:「増上寺第12回24時間不断念仏会体験記前編|ただ一向に念仏すべし」
参照記事2:「増上寺第12回24時間不断念仏会体験記後編|在家仏教者で念仏者の感想文やら体験談やら」
もしも、今回の話をお読み下さっておりますあなたが、東京・首都圏のお住まいで、少し脚を伸ばせば行けるという範囲内であれば、一度顔を出されて、お会いできれば嬉しゅう御座います。
もちろん、強制する事では御座いませんし、その辺りは仏縁にお任せする事に御座りまするがね。
今回の24時間不断念仏会in京都の清浄華院では、9月30日(土)の間、前半はかなり飛ばし気味でお念仏をしていた事に、こうして言語化していて、今気がつきました。
土屋正道上人は、お念仏はマラソンを競うのではなく、一回のお念仏でもよい、という御教えを下さいます。
だから、私のように飛ばし気味にお念仏を頑張らなければならない、というわけではありません。
ただ、ついつい頑張ってしまう事もあるのが、私の性分なのでしょう。
それでも、等しくお念仏によって救われるのであれば、このようなお念仏を称える在り方も一つかな、と、思う今日この頃に御座います。
そういうわけで、今回の24時間不断念仏会では、前半はとにかくお念仏に励ませて頂いた私。
振り返ってみると、24時間中18時間は、お念仏を称えさせて頂いておりました。
それでは、後編へ続きます。
後編:「第6回24時間不断念仏会in京都の清浄華院後編|悪人の自覚から逃れられぬ者を救う教え」
後編もお楽しみ頂き、雰囲気を味わって頂き、お楽しみ頂けましたら、大変嬉しゅう御座います。
合掌、十念、礼拝