御参拝、誠に有難う御座います。住職(管理人)の修羅観音です。
本日は、京都の清浄華院で開催されます、「第6回24時間不断念仏会(ふだんねんぶつえ)」のお知らせです。
京都の清浄華院の24時間不断念仏会は、今年で6回目を迎えます。
私は2015年の4回目から、仏教と再会して暫くの頃、ようやくうつ病の症状、鬱状態が少しだけ和らいできて頃に、参加させて頂いた御縁がありまして。
そこで、私の苦をじーっと聞いて、私をお救い下さったお坊様との御縁から、今も続いております。
私の場合、今回で京都の清浄華院の24時間不断念仏会は3回目、24時間不断念仏会自体への参加は、通算5回目です。
京都御苑の東側にある清浄華院にて、24時間、お念仏が絶えない時空間。
まさに、宗教体験なり、宗教エトス(行為様式)を体感出来るお味わいとなりましょう。
今回は、京都の清浄華院で開催される、第6回24時間不断念仏会のお知らせ・案内を致します。
同時に、地元京都の民であり、あの周辺に時々顔を出す私から、周辺観光案内もさせて頂く所存に御座ります。
神社仏閣巡りをしている方にとっては、使える情報となりましょう。
Contents
京都の清浄華院・第6回24時間不断念仏会の基本事項や概要
まずは、簡単に京都の清浄華院で開催されまする、第6回24時間不断念仏会について、基本事項や概要を、さらりとお伝えしておきます。詳細は、Facebookページもありますし、ウェブサイトも解説されておりますから、そちらをご覧頂ければと存じます。
いちいち確認するのが面倒だ、という人のために、ここでもさらりとだけ、基本事項をお伝えしておきますね。
タイムテーブルと料金などの基本事項は、ざっとこんな感じです。
お念仏が始まると、お堂では必ず誰かがお念仏を称えていらっしゃり、それが24時間続きます。
真夜中でも、お念仏の声が響いております。
それと、途中で「三唱礼」と言いまして、「なーむあーみだーぶなーむあーみだーぶなーむあーみだーぶー」と、五体投地しながら南無阿弥陀仏を3回称える行為様式も入れて下さいます。
他にも、今回はあるかどうかわかりませんが、阿弥陀仏の前をぐるぐると周りながらお念仏や御経を唱える「行道」や、お念仏をしながら街を練り歩く「念仏行脚」も御座います。
詳しいタイムテーブルは、こちらの特設サイトで確認出来ます。
参照先:観智院のサイト「第6回清浄華院24時間不断念仏会」
ちなみに、本でも清浄華院の24時間不断念仏が紹介されております。
ホーリーさんこと堀内克彦さんの宿坊研究会の本「こころ美しく京のお寺で修行体験 京都を愉しむ」に、清浄華院と、24時間不断念仏会の様子が紹介されております。
第6回24時間不断念仏会の諸注意
ここで、参加した経験者であり、参加する度に説明会などで頂いている諸注意を、予めお伝えしておきます。参加するに当たっての予習としてお使い頂ければ、幸いです。
まず、休憩について。
休憩は、各自が適宜取るという方式でありまして、「はい、休憩時間ですよ-」というような合図はありません。
会場には休憩室が設けられており、脚がしびれたり喉ががらがらになってしまって、少し休憩したいという場合は、念仏道場を出て休憩室で、適宜取って頂ければと存じます。
主催して下さっている、土屋正道上人からも説明があるかと存じますが、無理して身心に鞭打ってお念仏するという趣旨の会ではありませんからね。
もちろん、そういう聖道門的な在り方を自身に課してお念仏するというのも、やりたい人はやってもよいでしょうが、倒れるようなことはされませんように。
また、休憩する際、休憩中は飲食をされる事もありましょうが、飲食物を念仏道場に持ち込むことはしないように。
これは、別の近場にあるお寺の住職から教えて頂いた事ですが、お寺の本堂では飲食厳禁なのですよ。
特に注意したいのが、あめ玉です。
お念仏を真剣に称えていると、私も経験しましたが、喉ががらがらになります。
そうすると、お茶を飲んであめ玉をコロコロとなめて、喉を回復させることも御座います。
その時に、念仏道場へ戻った時に、あめ玉を口の中でコロコロさせないように。
あめ玉は、休憩室できちんと頂き切りましょう。
その他、長時間参加する方、夜通し参加される方で、眠くなってきたという人は、無理せずに仮眠室を使うと宜しいかと存じます。
夜の参加について申しましたから、その関連としての注意事項をば。
夜は、灯りが消えて、薄暗く幻想的な雰囲気の中、お念仏を称える事が出来ます。
ただ、暗いがために、足元も見えにくくなります。
清浄華院での24時間不断念仏会は、インターネット中継をするために、スクリーンやプロジェクターをはじめ、様々な機材が御座います。
そして、それらの機材を繋ぐコードも御座います。
スタッフの方々が、最大限踏まれたりしないように配置して下さっていますが、機材の近くを通る時は、コードを踏んだり、脚が絡まったりする怖れも御座います。
暗くなってから参加する方は、足元にも十分に注意して頂ければと思います。
後は、念仏道場で暴れたり、私語しまくったりはやめましょう。
まあ、流石に暴れたりは、無いとは思いますが。
清浄華院へ行ったなら:京都の周辺観光案内を地元民から
京都の清浄華院にて、24時間不断念仏会に参加するために、中には他府県から来られる方も、いらっしゃるかと存じます。そして、「折角京都までやってきたんだから、終わったら周辺観光くらいはしておきたいかな。」と、思う人もいらっしゃいましょう。
神社仏閣巡りをしている人ならば、清浄華院以外のお寺や神社にも、脚を運びたいと思われるやもしれません。
そこで、京都に住まう地元民なる私が、京都の周辺観光案内と題して、清浄華院でお念仏した後に回れるであろう観光名所を、お伝えする事に致しましょう。
パワースポット巡りが主目的で来られた方にとっては、特に重宝する話になるやと存じます。
まず、清浄華院から近い場所から、お伝えしていきましょうか。
清浄華院から近い寺院と言いますと、臨済宗のお寺さん「萬年山 相國承天禅寺(相国寺)」が御座います。
私も、ここには一度行ったことがあります。
ここには、「相国寺承天閣美術館」が御座いまして、仏教美術と言いますか、禅の味わいを頂ける作品が展示されておりまして。
京都の清浄華院・第6回24時間不断念仏会が開催される時期でしたら、「禅林美術展」が開催されております。
ただし!9月27日(水)から9月30日(土)までは、展示入れ替えのために休館しています!
ゆえに、行くならば10月1日(日)、必然的にお念仏が終わってから、というスケジュールとなりましょう。
開館は17時までですから、24時間不断念仏会解散後、すぐに行けば間に合います。
清浄華院でお念仏をしたのだから、浄土宗、お念仏の宗派の関連観光をしたい」という人も、もしかしたらいらっしゃるやもしれません。
もしそうなら、浄土宗の総本山「知恩院」は、外せないところではないかと、私は思うております。
清浄華院で長時間お念仏を称えてから、知恩院でも南無阿弥陀仏。
知恩院へは、清浄華院からでしたら、地下鉄で四条駅まで行って、下車してから四条通りを東へ歩いて行けば、すぐにわかります。
四条通りを東へ行くと、八坂神社が御座いまして、八坂神社前の大通りを北上すると、知恩院へ向かう道が見えます。
知恩院には、和順会館という宿坊が御座いますから、もう一日くらい京都観光をしたい、と言う時間的余裕がある方は、そこに宿泊するもよし。
朝の勤行を体験出来ますから、宗教的行為様式・エトスを体感出来ます。
ただし!またしても注意事項が御座いましてね。
知恩院は、16時30分、午後4時30分に門を閉めます。
ゆえに、清浄華院から赴くとなりますれば、相国寺よりも時間が限られます。
場所も相国寺から離れていますから、結構かつかつになりそうです。
ちなみに、私の脚でしたら、清浄華院から知恩院までは、歩いて1時間くらいといったところでしょうか。
「もっとゆっくりと京都観光をしたい!」という人は、四条界隈にゲストハウスが幾つかありますし、ビジネスホテルが幾つも御座います。
また、最近、店の前を通ったのですが、カプセルホテルもアニメイトがある辺りに出来ましてね。
ここです。
ここは「コミカプ京都新京極店」というカプセルホテルでして、漫画喫茶の機能もあるとか。
私、興味本位で、このコミカプ京都新京極店には一度宿泊してみようかな、と画策している場所でありまして。
もしも実際に宿泊したら、レポートと言いますか、お伝えする事に致しましょう。
確かここ、booking.com経由でしたら2,200円から2,500円ほどで宿泊出来て、そうでなくてもカプセルユニットは3,980円で宿泊出来ます。
参考までに、booking.com経由で10月1日(日)の予約をした場合は、こんな感じです。(2017年9月4日時点での話です)

そして、なんといっても立地が宜しい。
町中にありますから、必要なものもすぐに手に入りますし、ここを拠点に京都観光、というのも乙なものかもしれません。
ただし、タイミングによっては満室で予約出来ませんでした、という事になりますことは、注意申し上げておきます。
これらの話を上手に活用して頂き、お念仏後の京都観光を楽しんで頂ければ、大変嬉しゅう御座います。

京都の町中で仏の名を呼び続ける「清浄華院第6回24時間不断念仏会」
今回は、京都の清浄華院で開催される予定の「第6回24時間不断念仏会」について、お伝え致しました。24時間不断念仏会については、以前もこの寺院(ブログ)でお伝えしております。
以前の話は、東京の増上寺での話です。
参照記事:「増上寺第12回24時間不断念仏会体験記前編|ただ一向に念仏すべし」
参照記事2:「増上寺第12回24時間不断念仏会体験記後編|在家仏教者で念仏者の感想文やら体験談やら」
今回の話がきっかけ、御縁となりまして、あなたとお念仏による仏縁が結ばれたのであれば、大変嬉しゅう御座います。
もちろん、お念仏を強制したりは致ません。
あくまでも、こういう、共にお念仏を称える機会がありますよ、という情報提供を、させて頂く事に留める所存に御座います。
ただ、そうはいっても、お念仏で繋がる事が出来たら、それはそれで嬉しく思う私です。
嬉しく思う事は、私の煩悩でしょうかね。
合掌、礼拝