菩提寺・浄土宗寺院で若手僧侶達による十夜法要

御参拝、誠に有難う御座います。住職(管理人)の修羅観音です。



2017年10月29日(日)、台風が近づいており、雨の中、菩提寺にて若手僧侶達による「十夜法要」が営まれました。

浄土宗寺院である菩提寺の副住職がプロデュースされて開かれた、今回の「十夜法要」。

十夜法要については、以前から「十夜フェス」に参加してはおったのですが、菩提寺で開かれるのは初めてであり、かねてから楽しみにしておりまして。

若手僧侶のこうした取り組みを応援して、実際に参加する機会にこうして恵まれている事に、大変感謝申し上げる次第で御座います。



菩提寺の「十夜法要」は、見に来た人達はリラックスした感じで、しかし本堂では厳かに行われるという、よい塩梅でありました。

若手でありながら、非常に説法の上手なお坊さんの説法や、本堂に響く音楽的な素晴らしさも感じた声明。

そして、以前から、やってみたいと思うておった、「百万遍の念珠繰り」にも、参加させて頂く事が出来まして、非常に有り難い御縁を賜ったものです。



今回は、浄土宗寺院である菩提寺で開催された、若手僧侶達によります「十夜法要」の様子を、レポートする形でお伝え致します。



尚、例によってこういう催しについて、超個人的な話や、副住職の家族構成であったり、檀家さん達の話は、プライベートな内容となりますから、その辺りについては一切話さないことを、ご了承下さればと存じます。

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菩提寺での十夜法要の説明の前に:「菩提寺(ぼだいじ)」と「十夜法要」という言葉について

うちの墓が御座います菩提寺は、京都の何処かに御座いまして、そのお寺さんは浄土宗です。

個人情報・完全プライベートな話ですから、具体的な内容はぼかしておきますが、ここで言葉の説明だけしておきます。



「菩提寺(ぼだいじ)」とは、代々の家の墓があったり、位牌が置いてあるお寺さんの事です。

氏寺とか、菩提所とか呼ばれている事もあるそうな。



ちなみに、法然上人が岡山県で出家されて、13歳までご修行なさったお寺さんの名前も「菩提寺」であり、固有名詞として使われているところもあります。

恐山菩提寺も、そうですね。



家の宗教にもよりますが、あなたの家の宗教が仏教であり、お墓があるならば、ご親族に菩提寺のことを尋ねれば、教えて頂けるかと存じます。



また、「十夜法要」についても、解説してきましょう。



「十夜法要」とは、十日十夜、善行をすると言う浄土宗の仏事であります。

これは、「無量寿経下巻」に「この世で十日十夜の間、善行をする事は、仏国土で千年間修行することより尊し」とあり、それにならってのことだとか。

浄土宗の「十夜法要」は、陰暦の10月5日の夜から15日の朝まで、現在でしたら、大体10月から11月の間に行われる事が多いようです。



11月と言えば、真宗大谷派では報恩講の時期でありますが、浄土宗寺院では十夜法要の時期という認識があることかと存じます。

実際、私は十夜法要に営まれる「十夜フェス」に参加するようになってから、「そろそろお十夜さんだな。」と、思うようになりました。



もしも、あなたの家の宗派が浄土宗でしたら、菩提寺に問い合わせたら、教えて頂けるかと存じます。



ちなみに、京都では若手僧侶と学生が開催される「十夜フェス」も御座います。

参照先:「十夜フェス2017」

浄土宗寺院・菩提寺での十夜法要:営まれた法要の内容

上述しました通り、10月最後の日曜日に、うちの菩提寺、浄土宗寺院にて、「十夜法要」が営まれました。



菩提寺での十夜法要は、本堂にて副住職による挨拶から始まり、続いて、「なーむあーみだーぶなーむあーみだーぶ」とお念仏を称えながら、御法話を下さる上人が本堂へ入ってこられます。

この上人、若手僧侶でありながら、淀みなく、実に見事な御法話をして下さいました。



次に、十夜法要のお勤め、「聲明(しょうみょう)」が営まれて、若手僧侶の美声が本堂に響き渡ります。

思わず聴き入ってしまいました。

いや、ほんと、増上寺でも感じた事、体験した事でありますが、お坊さんの透き通って、よく通る声は、実に美しい。



最後に、大きく長く連なった数珠を、檀家さん達と若手僧侶達とぐるぐるとまわす「念珠繰り」をして、十夜法要が無事に終了。

この「念珠繰り」のところで、百万遍の名前の由来を、副住職から頂く事が出来ました。

副住職のトークも、いかす。



最後に、座談会にて、副住職と檀家さん達にご挨拶申し上げて、無事に閉幕。



有り難く、そして素晴らしく尊い一日を過ごさせて頂けた、仏縁であるなあ、と、頂いた事に御座ります。

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菩提寺の若手僧侶による十夜法要、御法話が実に見事な若き浄土宗僧侶

今回の、うちの墓がある菩提寺にて開催された、副住職プロデュースの十夜法要。

取り組まれた目録の、どれも素晴らしかったのですが、特にこれは、というところを、ピックアップしてお伝え致しましょう。



一つ目は、若手僧侶の御法話が、実に見事であったと言う事を、お伝えしとう御座います。



今回、菩提寺での十夜法要で御法話下さった若きお坊さんは、大阪のお寺にいらっしゃる方です。

御法話では、十夜法要とはなんぞや、という事と、お念仏の心構えを教えて下さる「念仏婆さん」の話をして下さりまして。



その御法話の内容もさることながら、御法話の仕方も、実に見事でした。



私のような素人だと、特にそうでしょうし、講演なれしてそうな人でも、「えー」とか「あのー」「そのー」とか、そういう間を入れる人もいらっしゃいます。

私でしたら、講演慣れとはほど遠く「えー・・・・」と、口ごもる事多々で御座いましょう。



今回、十夜法要にて御法話下さいました若き僧侶は、そういう「えー」などが一切なく、淀みなく、恙なく御法話を進行されていました。

そして、話し方も抑揚が上手に付けられており、聴聞する側は聞き疲れする事が一切無く、すーっと、内容が入ってくる感じであります。



若くして、これだけ御法話が上手いお坊さんって、いらっしゃるのであるなあ、と、感心して聴き入っておりましたところに御座います。

聲明の美しき事

もう一つ、十夜法要にて凄く魅力的だったと感じたものは、「聲明(しょうみょう)」です。



浄土宗の聲明については、こちらの動画を観て頂くと、よくわかりますかな。





今回は、七人の若手僧侶が「聲明(しょうみょう)」を披露して下さいました。



その聲明が、なんとも美しき事。



お坊さん各々の透き通るような、それでいで荘厳に通る声が、見事に本堂に響き渡りまして。

本堂に響き渡るのは、本堂の設計が、御経の声が響くように伝わるという舞台装置というのも、手伝ってのことでありましょう。

そういう環境にて、若手僧侶の美声で称えられる聲明の、実に素晴らしきこと。



私は、この十夜法要にて、浄土宗の聲明を初めて生で聴聞させて頂いたのですが、聴き入ってしもうたもので御座います。

テレビ番組にて、聲明を知ってはおったのですが、これほどの荘厳で美しき事であったとは。



若きお坊さん一人一人の聲も素晴らしく、それが美しく響き渡っておりまして、実際に聞いて頂きたいと思う程です。



そのような聲明が、30分以上は続いたでしょうか。



それが終わった後、何事も無かったかのように、副住職達は通る声で、また案内をして下さったりと、次の行事へ映られたのですが。

あれだけ聲を出したのに、声が全然枯れておらず、そこにも驚嘆したもので御座います。

恐らく、喉で声を出しているのでは無く、体から声を出している、と言うのが、素で出来るくらいまでにご修行なさっている成果なのでありましょう。



実に見事な、十夜法要での聲明を、頂きました事に御座ります。

お坊さんの読経の美しさに魅了される人がいるのもわかる

浄土宗のお坊さんによる読経の美しさ、聲明の美しさと言うと、私は思い出す話が御座います。

これは、法然上人や浄土宗の坊さん方が、刑に処されたり流罪に処されるという話に繋がるのではあるのですが。



昔、法然上人ご存命の時代、浄土宗の僧侶の中に、非常に声が綺麗で、読経が綺麗なお坊さん方がいらっしゃったとか。

そして、その聲、読経の美しさに聞き惚れて、宮中の女性が出家されるまでに至った、という話が御座います。



今回、十夜法要にて頂いた聲明を生で聞いて、改めて私は「確かに、そういう人がいるのもわからんでもないわな。」と、思うた程に御座います。



若手僧侶の美しい聲による、美しい読経や聲明は、確かに音楽的な魅力も感じましたからね。

私が、子供の頃から大学生くらいまでピアノをやっていたということで、音楽的な感性があったから、というのも、一要因ではありましょうが。

それを度外視しても、聲明は実に見事で美しいなあ、と、純粋に感じました。



ただ、ここまで書いても、聲明を実際に聞かないと、なかなか感じ取れるものではないかと存じます。

YouTubeの動画でも、限界がありましょうし、本堂という舞台装置も大切な要素でありましょうからね。



聲明を聞く機会があるならば、一度聞かれると宜しいかと存じます。

若手僧侶の勉強熱心で活動的な部分に共感、見習おうと思わせて頂ける

今回は、私がお世話になっている菩提寺にて開催された、副住職プロデュースの十夜法要に参加し、頂きました御縁について、お伝え致しました。



今回の十夜法要のような催しは、菩提寺では初めてのことであり、若手僧侶が中心となって、このような催しを開催して下さった事、非常に有り難く頂いたもので御座います。

十夜法要の座談会では、檀家さんにもお話しを頂いたのですが、若手僧侶は非常に勉強熱心で活動している、と、仰っていました。

この事については、私も頷くところで有り、共感しております。



私も実際に、若手僧侶の催し・活動に参加しておりますからね。



例えば、龍岸寺のご住職であられる池口龍法さんは、「十夜フェス」を2015年から運営されています。

私は、これが御縁で「十夜法要」を知る事となりました。

2015年から、私も参加させて頂いており、そこで曹洞宗、臨済宗、真言宗の坐禅を教わったものです。



参照先:「十夜フェス2017」



また、今年は京都で開催された「向源」という仏事・仏教イベントもあり、そこでも若手の僧侶が活動されています。

今年は、黄檗宗の若手僧侶であられる飯野さんという禅僧が、坐禅体験の会を開いて下さっていました。



その他、私が参加させて頂いている、24時間不断念仏会では、土屋正道上人のお弟子さんであられる、酒井上人という若手僧侶も積極的に活動されています。



参照記事:「増上寺第12回24時間不断念仏会体験記前編|ただ一向に念仏すべし」

参照記事2:「増上寺第12回24時間不断念仏会体験記後編|在家仏教者で念仏者の感想文やら体験談やら」

参照記事3:「第6回24時間不断念仏会in京都の清浄華院(浄土宗)前編|京都御苑の東で南無阿弥陀仏」

参照記事4:「第6回24時間不断念仏会in京都の清浄華院後編|悪人の自覚から逃れられぬ者を救う教え」



お陰様で、私もお寺さんに感じておりました精神的敷居を、変に高くすること無く、親しく回らせて頂けております。

そして、若手僧侶の勉強熱心さと、活力に、励まされる次第で御座います。



私は、こうした若手僧侶のますますの活躍を、応援しております一念仏者に御座ります。



合掌、礼拝

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