うつ病で休職時に不安だった時に読んだ本|「苦しまなくて、いいんだよ(プラユキ・ナラテボーさん著)に救われた体験談

御参拝、誠に有難う御座います。住職(管理人)の修羅観音です。

私は色々とありまして、睡眠障害からうつ病となり、心療内科のお世話になっていた時期が御座います。
現在は、最悪とも言える状態の時期からは脱しておりますが、まだ眠れないときがあったり、鬱欝とした状態になる事が御座います。

つい最近も、どうしようも無く陰鬱としていて、うつ病の症状が酷かった時期が御座いました。

睡眠障害が酷くて不安感も強く、うつ病の症状が出ていたのにそのまま突っ走ってしまい、倒れるに到ったことを、今は客観視出来るに到っているから、今は症状が重くなったときに、ある程度は対処出来るようになってきました。

自己啓発に毒されていた頃を脱し切れていなかった時は、休職状態で仕事をしていなかったことに、めちゃくちゃ罪悪感がありましたからね、その事が不安の種になっていましたよ。

少し持ち直し始めたときは、無理せず動かずにおり、本を読めるときに読めば良い、現在している内職の仕事も無理はしないくらいの塩梅で過ごしております。



このような経験から、うつ病の症状が出て、休職状態の時に、あくまで私の場合ではありますが、読んでも良かった、症状を悪くしなかった本が御座います。

今回は、うつ病で休職されていている時期でも、読書が出来る状態の時に読んでも私の苦を増幅しなかった本をお伝え致します。

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最初に注意点をば

私が、うつ病で内職も休職状態だった時から、少し動けるように回復した時に読んだ本を紹介致しますが、ここで一つ注意点をば。

これは、うつ病の人であったり、休職していて不安を抱いている人に対して、必ず読めという事ではありません。

何かしていないと不安になるというのは、私も体験しておりますし、無理すれば悪循環に陥る事も肌感覚で持っております。



あくまで、「私の場合は」という話です。

私の場合は、次に紹介する本によって救われたという話ですからね。



ただ、ごりごりとした自己啓発本とは違い、この本は著者の優しい語り口調で、うつ病の人が実際に救われていく様子の事例が収録されています。

読書も難しい状態の人には安静にしておいて頂ければと思いますが、もしも何か本を読みたいという場合には、良き縁となる本ではないかと感じまして、ここに私の体験も加味した上でお伝え致します。

うつ病で休職時に不安だった時に読んだ本「苦しまなくて、いいんだよ(プラユキ・ナラテボーさん著)」

私が、うつ病で内職の仕事も休職しなければならないくらいに症状がまた悪化してから、暫くして少し動ける世になった時、仏教の本を探していたときに、一冊の本と出会いました。



それが、プラユキ・ナラテボーさんが書かれた本「苦しまなくて、いいんだよ」という本です。



もうね、うつ病で苦しんでいた時期から、少し回復した状態でしたから、この題名が、もう秀逸でして。

なんだか、私にかけられた言葉のように思えたものです。

巷では、今もまだうつ病で苦しんでいる人に対して、偏見があったり、自己責任論でとどめを刺してくる輩が多くいますからね。



私は、この本と出会う少し前に、「僧侶が語る死の正体」という本と出会っていました。

この本には、釈徹宗さんやアルボムッレ・スマナサーラさんといった僧侶達の共著であり、その一人にプラユキ・ナラテボーさんもいらっしゃいます。

その御縁から、プラユキ・ナラテボーさんの名前は知っておりましたが、プラユキさんの本そのものを読む機会は御座いませんでした。

そのような経緯があり、うつ病がまた悪化して、内職も休職して安静にしてやり過ごし、少し回復して内職も徐々に再会してきた時に、この本と出会ったのです。



ちなみに、この本との出会いがあってから、「悟らなくたって、いいじゃないか」も読ませて頂くに至り、更には直接プラユキ・ナラテボーさんから、マインドフルネスや瞑想を教わるに到ります。



とにもかくにも、うつ病の症状が少しだけ和らぎ、何とか動けるようになった時に、ほっとお救い頂いた本が、「苦しまなくて、いいんだよ」という本です。



私は、本は出来るだけ紙媒体で読みたかったのですが、電子書籍版を購入させて頂きました。
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「苦しまなくて、いいんだよ」は、易しく仏法を学べて、不安や苦しみを抜苦与楽される事例集

プラユキ・ナラテボーさんは、現在は半年はタイのスカトー寺で、半年は日本で活動されています。

日本でも、色々な人との個人面談をして下さいますし、私が参加させて頂いたようなマインドフルネス瞑想会も、有志の力添えもあって、運営されています。

タイのスカトー寺では、やってこられる様々な悩みや不安をお持ちの方が日本から訪れられ、その事例集とも言える本が、「苦しまなくて、いいんだよ」という本です。



「苦しまなくて、いいんだよ」の内容は、要所要所で、仏教の基本的な教義について、解説されています。

仏教の教義と言っても、確かに専門的な言葉、仏教用語が使われていますが、それについてもきちんと易しい言葉で解説されています。

大学で講義するような小難しさではなく、例えば「布施とはこういうものですよ」と言った感じで、解きほぐすように解説されているのが特徴です。



また、私もこの本で学んでからも続けている事として、説かれている仏法と共に、手動瞑想のやり方についても、写真付きで紹介されています。

電子書籍版でしたら、カラー写真でよりわかりやすく解説されていて、とても有り難い。

もしも、写真だけで分かりづらければ、動画も御座いますから、共に学ばれると、手動瞑想のやり方を覚える事が出来ますよ。





「苦しまなくて、いいんだよ」は、仏教を易しく学びながら、実際に使うくらいのレベルにまで読んだ私としては、心の不安や苦しみを和らげる実践的な方法も学べる良著であると実感しております。



あくまで私の場合ではありますが、良き縁となる本だと思うております。

「苦しまなくて、いいんだよ」には、うつ病で悩む人の抜苦与楽の事例が御座います

「苦しまなくて、いいんだよ」には、うつ病などの精神的な苦しみや病を抱えている人の事例が、二例紹介されています。

私が共感した事例は、エピソード3の2「自分を卑下し続けた人生」という項目です。



いや、もうね、私もほんと、こんな感じであり、今もそうですから。

自分に自信が無いばかりか、卑下しまくりです。

自分の悪人性を誤魔化せない生来の性格であるためか、だから体ももの凄くおかしくなる程のうつ病になってしまった要因の一つであろうと実感しております。

浄土宗の勤行では、「懺悔偈(さんげげ)」という偈分がありますが、これを読むたびに「私は罪深き煩悩具足、罪悪深重なる凡夫だなあ」と、毎日反省させて頂いておる身です。



ただ、プラユキ・ナラテボーさんのマインドフルネス瞑想や、浄土宗のお坊さんにお救い頂いたきっかけのお陰様で、卑下しそうになった時、あるいは卑下している途中でも、だいぶ気づいて戻ってくるようにはなりました。



このエピソードでは、他人を立てたり尊敬したり、相手に拍手を送るけれども、自分は反比例的に卑下してしまう、という状態が続き、躁鬱病となってしまったSさんという女性の事例が紹介されています。

「あの人に比べて私は・・・」と、「あの家の子はあそこまで出来ているのに、あんたという子は!」と、よく言われて育った人だと、陥りやすい心の状態です。

実際、私もそんな感じで言われた事の傷を、未だに思い出すことがあります。



このような心の状態に苛まれているSさんが、他人を立てる事が出来るという事を肯定し、「布施行」の教えによって導きながら、自分も卑下せずに生きる道へ導かれる様子が描かれています。

この辺り、相手の良いところを上手に展開し、抜苦与楽へ導くプラユキ・ナラテボーさんの「良き縁に触れ、良き縁となし、良き縁となる抜苦与楽」の接し方を垣間見ることが出来ます。



私も、ついつい「私なんて・・・」と、自分を卑下しがちな性格なのですが、このエピソードとの御縁のお陰様で、「卑下する私」という存在なり概念に、気づく事が出来るに到りました。

「苦しまなくて、いいんだよ」で鬱状態から離れられる術がある事に気づくだけでも随分と楽になれた

「苦しまなくて、いいんだよ」では、その他にも、Cさんといううつ病や摂食障害で、悩みや不安を抱えている人のエピソードもあります。

実際に、このようなエピソードを読み、抜苦与楽されていく様子を読む事によって、救われていく希望はゼロではないんだな、という事に気づく事が出来たのは、有り難い事です。



うつ病で、内職も休職していた時、どうしても動いていないことに対する不安や悩みというのは、つきまとってくるものです。

現代社会では、動いていない、経済活動をしていないと悪だという風潮が、まだまだ根付いております。

やたらめったら「行動しないと成功出来ない」「行動しましょう」「迷ったらYES」など、自己啓発の世界では特に言われますからね。

ビジネスビジネスしている人は行動がお好きで、そういう人のブログやメールマガジンでは、「行動しない奴はバカだ」という事まで言い出す始末ですから。



うつ病になったらわかりますが(ならんで欲しいし、わからん方が望ましいのですが)、動きたくても動けないのですよ、本当に。

体が動かないんです。

本当に酷い状態の時は、「生きていれば希望はあるさ」なんて言われても、鬱状態や不安感全開の時は、響いてきませんし、理解も出来ません。



ただ、そういう状態にあっても、一筋の希望が有れば、「鬱状態も治る未来はゼロでは無い」という希望があれば、動けない状態から、少しでも動けるきっかけ、良き縁となる事も有ります。

私にとっては、「苦しまなくて、いいんだよ」は、良き縁の一つとなって下さいました。



また、実際に私が手動瞑想で実感していることとして、悪い思考、トラウマ的な事柄や、不安感・陰鬱とした感覚が襲ってきた場合、「今、ここ」に気づいて、それらの苦しみから離れる事が出来る術を知りました。

今朝もあったのですが、手動瞑想中に「くそー、あいつに仕返ししてやりたい!」という、どす黒い攻撃的な思考が沸き上がってきました。

そこから、「今、ここで動いている右手」に、ぱっと気づいて戻って来る事が出来ました。



「苦しまなくて、いいんだよ」が、私が体験したように、うつ病で苦しんでいる人、精神的な病で休職中に不安や焦燥感に苦しめられている人の、抜苦与楽の良き縁となりましたら、嬉しく思います。

紙媒体の本の方が読みやすそうですが、電子書籍版はヒビノケイコさんが描かれるプラユキ・ナラテボーさんのイラストが可愛らしいと感じるところで御座います。

プラユキさんらしさが出ている、素晴らしいイラストですこと。

苦しまなくて、いいんだよ。



最後に、うつ病について話すときに、いつも言っている事を。



今、うつ病であったり、その事により休職されているあなたは、決して悪くありません。

苦しい状態でありながらも、生きていられるあなたは素晴らしく、尊い。



尊いあなたは、決して悪くありません。



合掌、礼拝

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