うつ病で休職中や不安な時にポジティブ系自己啓発本を読むのは危険です

御参拝、誠に有難う御座います。住職(管理人)の修羅観音です。

うつ病で退職してから休職中であったり、動けない状態で不安や焦燥感と共にあるという状態があります。
体が動かない場合は、読書するのも困難な状態ですが、そこから少し動けるようになり、本を読むという行動に出る場合も御座います。

そういう時、私はプラユキ・ナラテボーさんや僧侶の本、五木寛之さんの本によって、救われた経験があります。

今思えば、ジャンルと言いますか、これらの本は押しが弱いと言いますか、ゴリゴリとこちらに押しつけるような自己啓発本の類いとは違った方向性であったために、相性が良かったのだろうと自己解析しております。



逆に、いわゆるポジティブ系自己啓発本の類いは、経験上、うつ病で休職中であったり、不安で焦燥感全開の時には、読まない方が良い、むしろ危険であると言うことも見えてきました。



そもそもとして、私は睡眠障害やうつ病等で倒れる前は、自己啓発本読み漁っており、自己啓発に食されまくっていた時期もありましたからね。

自己啓発に毒されて心と体を壊した典型例になるとは、その時全く予測出来ませんでしたが。



だからこそ、その両極端を行ったために、中道なりポジティブ系自己啓発本や、そういったセミナーのカラクリなり劇薬性、危険性も認識出来るようになったという結果論は御座います。

そのような体験から、うつ病で休職中の人が、不安や焦燥感で大変な時期に避けた方が良いポジティブ系自己啓発性の危険について、お伝え致します。

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ポジティブ系自己啓発本を読み漁って実践してもうつ病になった私の事例

これは、あくまで私の事例ではありますが、こういうこともありますよ、ということで、お伝えしておきます。

私が睡眠障害から始まり、うつ病になって心療内科のお世話になった要因は、ポジティブ自己啓発本だけが要因ではありませんが、要因の一つであったろうとは考えられます。



私は、よくあるポジティブ系自己啓発だとか、成功法則として有名な引き寄せの法則なども、きちんとやっておりました。

アファメーションとか、マインドマップとか、ああいうのにも手を出しておりましてね。

目標を毎日紙に書く、未来の自分を描いた地図をコルクボードに作る等、律儀にやりましたよ。

そして、ポジティブな言葉を使ったり、嫌な事をポジティブな意味付けをする、意味づけを変えるとか、真に受けてやっておりました。



しかし、そもそも私は生来的に生真面目な性格でネガティブな側の人でして、ひっそりコツコツと物事をするタイプです。

また、生来的に気が弱くて、脅されれば容易に怖がる性格です。

昔は、そんな気弱な性格を鍛えて変えるためにボクシングや武術をして、トレーニングを継続するようになっても、未だにこの性格だけはなかなかに変わる事が御座いません。

更に、曖昧さを好む傾向にあり、「絶対に大丈夫」だとか、バラ色の未来とかを信じないタイプでもあります。



正直、ポジティブ系自己啓発に毒された人と付き合うのって、すすんでやろうとは思わんのですよ。

どちらかというと、自分の悪人性を誤魔化さずに、ネガティブな自分自身から目をそらさずに、それでも気づいて粛々と生きていく人なんです。



はっきり言って、ポジティブ自己啓発系の考え方や思考パターンとは、真逆の人間です。

相性最悪ですよ。



でも、そんな自分を否定して、ポジティブ自己啓発本や自己啓発セミナーにも参加して、無理矢理行動しておりました。



その結果、睡眠障害から始まって、完全に体が動かなくなって倒れて、心療内科で完全にうつ病と診断されるに到りました。



もちろん、私の自己解析ややり方も悪かったという点は、否定致しません。

しかし、ポジティブ系自己啓発本や自己啓発セミナーなど、相性が悪いのに無理をしたと言うことは、倒れた要因の一つであるのは確かです。

生真面目な性悪ですからね、「今だに物事が上手く行かないのは、努力が足りないからだ」と、自己責任論全開で突っ走りました。

今でしたら、縁起や因縁果などの仏法を学んだから、自分都合で物事は運ばない、しかしそれは自分だけの責任では無く、あらゆる縁の結び方にもよる、と理解しております。



私は有り難い事に、仏教に救われましたが、ポジティブ系自己啓発本は、私を救ったり啓発はしませんでした。

いや、啓発はしたかも知れませんが、悪しき方向へ向かわせる啓発の仕方でしたね。

現在は、ポジティブ系自己啓発本の類いは、綺麗さっぱり古本屋に買い取って頂きました。

こういう経験があり、仏教や宗教の視点も持つようになり、自己啓発本や自己啓発セミナーのカラクリなり危険な部分も、わかるようになってきたのは、怪我の功名というやつでありましょう。

うつ病で休職中、不安や焦燥感があるときにポジティブ系自己啓発本を読むのは危険

今も時々悪化したときに内職を休むときに経験するのですが、うつ病で休職中の状態というのは、不安や焦燥感に駆られる頻度が高まります。

酷い場合には、一日中不安感や焦燥感に苛まれて、身動きが取れなくなります。

巷の価値観、社会通念として、経済活動をしていない人は悪と見なされる傾向がありますから、それが染みついているために起こり得る事です。

特にHSPの特性を持っていたり、責任感が強くて私のように生真面目な人の場合、不安や焦燥感の度合いも強い傾向が御座います。



動きたくても動けない、経済活動が出来ない、そういう自分は駄目な奴だ、と思ってしまう悪循環。

これね、本当にえげつない辛さなんですよ。

命に関わる「魔が差す」というのも、実際に在りますから。



そういう状態で、ポジティブ系自己啓発本に触れる事は危険です。

はっきり言って、劇薬と言えるくらいの危険性が御座います。



ポジティブ系自己啓発本は、「迷ったらYES!」とか、「行動しろ!行動しない奴は馬鹿だ!」なんて言説が御座います。

そう言っておきながら、そのようにハッパをかけておきながら、関わったという自分の関係性は棚に上げて、「あなた次第です」なんて、詐欺師が大好きな一言で逃げる始末。

こういうところが、ポジティブ系自己啓発本や、自己啓発セミナー講師の嫌なところなんですがね。



でも、いくらポジティブな事を言われても、動けって言われても、現実として動けないのです。

それどころか、こういうポジティブ系自己啓発本に説教されているように感じて、「動けない自分は悪だ・・・」と、悪循環を加速させてしまう危険もあります。



うつ病で休職中、不安や焦燥感に苛まれている人がやることは、無理にポジティブ系自己啓発本に触れる事ではありません。

うつ病患者にとって大切な事は、自然(じねん)に動けるようになるまで、休む事です。
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ポジティブ系自己啓発本と相性:うつ病の人とは最悪の相性

ポジティブ系自己啓発本を、いわゆる「ディスる」ような言い方をしているように思われるかも知れませんが、存在そのものは否定致しません。

それが上手いこと作用する、相性の良い人もいるのは確かですからね。



例えば、生来的にポジティブ・前向きで積極性が強い人で、打たれ強くてガンガン進んでいける人には相性が良いでしょう。

そういう人が、一仕事終えて束の間の休息を楽しみ、次に動き出すときの起爆剤としては、有効な作用が御座います。



一方で、うつ病で休職中であったり、不安や焦燥感が酷い人の場合、生来的にネガティブで消極的な人とポジティブ系自己啓発本は、相性最悪です。

私のように、どこかで無理が生じる可能性が高い。

ポジティブ思考を押しつけてこられたり、積極性を発揮する人にごちゃごちゃ言われて、何となく居心地が悪かったり、嫌だと思う人は、ポジティブ系自己啓発本とは相性が悪いかと存じます。



それに、うつ病で休職中は、動けなくて苦しいからこそ、休職しているわけです。

それなのに、無理してポジティブ系自己啓発本にハッパをかけられても、本の通りに出来ない自分を更に責めて、不安や焦燥感を悪化させてしまいます。

気持ちを焦らせてしまう要因になりますからね。



ポジティブ系自己啓発本と、うつ病患者であったり、何らかの事情で休職している人で不安を持つ人にとっては、相性が悪いものです。

私の経験も含めて、ポジティブ系自己啓発本とうつ病の人は、相性が悪い、最悪と言っても良いくらいであると言えます。

ポジティブ系自己啓発本はうつ病の人にとって危険な劇薬という具体的な話

うつ病で休職中、不安や焦燥感のある人が、ポジティブ系自己啓発本を読むのは、相性も悪くて危険であるということを、経験も踏まえてお伝えしております。

あくまで私の場合は、という個別ケースではありますが、実体験ベース・基軸とした生々しい話故に、参考になることもあるかと存じます。



これについて、わかりやすく解説して下さる方もいらっしゃいますよ。



私もちょくちょくと読ませて頂いております、「おどりば」というブログのサユさんが、「うつ病患者は自己啓発書を読まないほうが良いと思う理由について。」という表題で、図・絵を描いてわかりやすく解説して下さっています。

ご本人の体験を元に書かれている事で、しかも絵・図があって非常にわかりやすい。

そして私も読ませて頂きながら、「そう、まさにこういうことです。」と、頷かせて頂いたものです。



それを踏まえた上で、私という個人(フィルター)を通して、私が発する言葉に換言致しますと。



ポジティブ系自己啓発本って、書いてある内容は、なかなか全面的に否定しづらく、「まあ、そうだよねえ。」という類いのものです。

正論を前向きに、ポジティブにぶつけてくるもので、例えば「行動しましょう。」「行動しないと始まらない」というのも、正論と言えば正論ですし、それは否定しづらいことでありましょう。

でもね、正論じゃどうしようもないのですよ、うつ病で動けない状態って。

うつ病であったり精神的な病で苦しんでいる人に、正論を投げつけるのは非常に危険ですし、過言では無くて命に関わります。



「おどりば」でサユさんが仰る通り、動けないし、そもそも体が「動かない」のです。

「ポジティブに頑張って行動しろ」なんて言われても、それが出来ないから苦しいんですがな。



ポジティブ系自己啓発本の中には、そこから更に「行動しないやつは馬鹿だ、言い訳するな」なんてとどめを刺してきますからね。

そして、そんな言葉をぶつけられて突き刺さり、自分は駄目だという悪循環の出来上がりです。



私も経験していることから、サユさんが仰る「自己啓発書は劇薬となる」という、ポジティブ自己啓発本の危険性については、まさにこれ、と思うた次第で御座います。

ポジティブ系自己啓発本と相性が良いのは、ポジティブで元気な人

ポジティブ系自己啓発本と、うつ病で休職中に、不安や焦燥感に追われている人にとっては、相性は宜しくありません、むしろかなり悪いと言えるでしょう。

逆に、生来的に積極的でポジティブ、そして現在も元気であると言う人には相性が良いでしょう。

頑張れる人が更に頑張るための起爆剤というのが、ポジティブ系自己啓発本や、やたら高揚感を煽ってくる自己啓発セミナーの効能です。

そういう人が、ポジティブ系自己啓発本を読むことは否定しませんし、むしろそのことで世界を発展させていけるのであれば、そこは応援しとう御座います。



ただ、うつ病で苦しんでいる人や、そういった事情で休職中であったり、不安や焦燥感で苦しんでいる人を、無理に巻き込まないで欲しい、という事は申し上げておきます。



そもそもとして、ポジティブ系自己啓発本と相性の良い人と悪い人は、最初の段階、土台やスタート地点が違いすぎます。

自己啓発本に書かれている目指す境地との距離が、絶望的に違うのですよ。

そういう個別性をきちんと認識せずに、ポジティブ系自己啓発本に触れたり、のめり込むのは非常に危険です。



そういう事情と私の経験から、うつ病で休職中の状態であり、不安や焦燥感が強い人、動けない人は、無理にポジティブ系自己啓発本は読まない方が得策です。

うつ病の人は、きちんと回復して、自然(じねん)に動き出せるようになることが先です。



合掌、礼拝

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