世界の宗教を学べる本2選と学ぶなら読んでおくべき1冊|私が選ぶ入門の書

御参拝、誠に有難う御座います。住職(管理人)の修羅観音です。

あなたは、世界の宗教と言うと、どのような事を連想されるでしょうか。
例えば、世界三大宗教は何か、と問われると、何と答えられるでしょう。

実は私、人口規模だけでしか観ていなかった時期があり、浄土真宗本願寺派のお坊さんと、池上彰さんの番組で教わるまでは、「キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教」と思うておりました。

単純に人口比較だけならば、ヒンドゥー教の方が多いのですが、民俗や地理的な要素を加味した広がり、文化的・社会的な影響なども含めての事であると、お坊さんから聞いて初めて知りました。

と、言うわけで、世界三大宗教と言えば、「キリスト教、イスラム教、仏教」です。

スポンサーリンク

世界の宗教を学べる本がある

世界には、実に様々な宗教が御座います。

また、同一と言いますか、大元から色々と派生したという事も、何々派や何々宗という形であると言う事は、ある程度は把握している人も多い事でありましょう。



仏教では、その事が顕著に観て取れますね。

原始仏教、上座部仏教があるかと思えば大乗仏教があり、そこから日本仏教と呼べるほどに、日本において各宗派が長い歴史を刻んでおります。

仏教と行っても、元を辿れば釈尊に辿り着くとしても、本当に同じ仏教と呼んでも良いものか、と言うくらいに、色々な宗派があります。

キリスト教にも、カトリックとプロテスタントがありますし。

また、世界の宗教を色々と見渡してみると、ゾロアスター教やボン教(ポン教)と呼ばれる宗教も御座います。



そこまでいくと、後は興味を持たれたら個々に研究して頂くしかありませんが、日本の宗教と、世界の宗教として有名どころは教養として抑えておきたい、という人もいらっしゃるでしょう。

グローバリゼーションが珍しく無く、世界規模の仕事なりビジネスをしている人ならば、ビジネスパートナー・仕事仲間となる人と文化や宗教を知っておくことは、人間関係やコミュニケーションを円滑にするにする一助となりますからね。

そうなると、「じゃあ、どうやって学べば良いの?」「入門書となるような本は無いだろうか?」という課題が、浮上してきます。



私が読んできた宗教を学べる本で、世界の宗教を勉強出来る入り口となり得る本は、二冊御座います。

また、世界の宗教を学ぶ、宗教について触れていく際に、読んでおいた方が良いであろうと思う本も、一冊御座います。

世界の宗教を学べる本一冊目:池上彰さん著「図解池上彰の世界の宗教が面白いほどわかる本

世界の宗教を、無宗教の人でも易しく学べる入門書の一冊目は、
:図解池上彰の世界の宗教が面白いほどわかる本(池上彰さん著)
です。

世界の宗教と題名に入っている通り、世界の主な宗教、三大宗教とヒンドゥー教、神道、ユダヤ教も含めた、六つの宗教について、図解入りで解説されています。

池上解説と呼ばれる、池上彰さんの独特なわかりやすい解説、実は私も結構好きで、学ばせて頂いております。



この本では、世界の宗教を図解でわかりやすく解説されており、世界の宗教について大まかな特徴を学ぶ事が出来ます。



仏教の項目は、「私は無宗教です」と自称したり自認している人は、一読されると宜しいかと存じます。

日本人は無宗教だと言われておりますけれども、仏教や神道などの宗教的エトス(行為様式)が、あまりにも日常になりすぎていて、宗教意識なく行っているというケースもあります。

そのことについて、池上解説で論じられておりますから、「あ、そういえば知らない間に仏教の行事、仏事に触れていたなあ。」という気づきもありましょう。



仏教の項目では、上座部仏教と大乗仏教辺りまでは解説されていますが、日本仏教の各宗派、鎌倉時代に始まった宗派等の細かな事柄についてまでは、触れられておりません。

池上彰さんの宗教についての本でしたら、ダライ・ラマ14世師との対談本や、池上彰さんによる仏教解説の本も、併せて読まれると良いでしょう。

世界の宗教についても、カトリックとプロテスタント、アーミッシュについては解説されておりますが、より深い事柄については、個々に学んで行く必要が御座います。



とはいえ、これ一冊で世界の宗教について大まかな内容を知る事が出来ますから、これから宗教を勉強してみよう、世界の宗教ってどんな感じか知りたいときには、有り難い一冊です。
スポンサーリンク

世界の宗教を学べる本二冊目:釈徹宗さん著「早わかり世界の六大宗教」

世界の宗教を、無宗教の人でも易しく学べる入門書の2冊目は、
:早わかり世界の六大宗教(釈徹宗さん著)
です。



釈徹宗さんは、浄土真宗本願寺派(西本願寺)の僧侶であり、相愛大学の教授もされている方です。

現役のお坊さんで、大学教授であり、NHKで「100分de名著:歎異抄」や、「100分de名著:手塚治虫編」で、「火の鳥」について宗教的視点から論じられていたことは、記憶に新しいかと存じます。



釈徹宗さんは専攻が比較宗教学で、比較宗教学の視点から、世界の宗教、「仏教、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、ヒンドゥー教、神道」を、解説して下さっています。

この世界の六大宗教で取り上げる宗教は、池上彰さんの本と同じですね。

私は、池上彰さんの世界の宗教についての解説本と、釈徹宗さんが解説される世界の宗教についての本は、両方とも読んでおいた方が良いと考えております。

ジャーナリストと、宗教学者で僧侶もされている宗教者の解説という、違った視点、違った側面からの解説を読むことによって、より理解も深まる一助となりましょう。



例えば、池上彰さんはジャーナリストの視点から、政治と宗教の関係性についてや、ユダヤ教と経済についてなどを論じられています。

釈徹宗さんによる世界の宗教についての本では、エトス(行為様式)についての解説が、非常にわかりやすく、かつ学べる事が多々あります。

釈徹宗さんの「世界の六大宗教」の方が、より突っ込んだ内容まで踏み込まれているという塩梅です。



池上彰さんの世界の宗教解説本から読み、次に釈徹宗さんの世界の宗教解説の本を読むという順番が、わかりやすく、かつ混乱しない読み方の順序です。



ただ、どちらの本も世界の宗教の入門書としては、非常にわかりやすく易しい内容ですが、更に奥深く学ぶならば、ここの宗派であったり宗教の専門書に進む必要はあります。

それでも、世界の宗教を学ぶ入り口としましては名著だという味わいを頂いております。

ほんと、このお二方は解説上手で、しかもわかりやすい。

テレビ番組でも本でも、お二人から学ばせて頂く事が多々御座います。

世界の宗教を、そして宗教そのものを学ぶなら読んでおきたい一冊:釈徹宗さんの「お世話され上手」

世界の宗教を学ぶ入り口は、この二冊があれば、とりあえずは基礎の基礎は、知識として学ぶ事が出来ます。

それを踏まえた上で。



世界の宗教について、また宗教その者を学ぶ時に、是非とも読んでおいて欲しいと思う一冊が御座います。

宗教を学ぶ際、仏教を学ぶならば特に読んでおいて欲しい本に、釈徹宗さんの「お世話され上手」という本があります。

この本で、最初の方に「仏教は怖い」と、無宗教であったり宗教・仏教に無頓着な人だと、「仏教の僧侶がそんなこといっちゃっていいの?」と、突っ込みを入れそうになる見出しが御座います。

しかし、仏教は怖い、というのは、一度でもそのことを垣間見た人ならば、感覚的・感性で把握出来ます。

私も実際、そういう体験しましたから、何となく「仏教は怖い」という事が、ぼんやりとではありますが、把握しております。



この本以外でも、釈徹宗さんは宗教の意義や価値と共に、宗教の危うさや怖さについても、きちんと伝えて下さっています。

仏教僧侶だからといって、「仏教は素晴らしい、仏教最高」とは仰らず、きちんと安全装置となる話や、怖さについても論じて下さる辺り、宗教教育をしっかりと考えて下さっている御仁だと感じるところで御座います。



「仏教は怖い」という見出しですが、仏教だけでは無く、これは宗教全般に言える事です。

世界の宗教も、仏教も、実に怖い部分があります。

宗教団体による悲しい事件が、それを物語っておりますし、自分は無宗教だと言う人の中には、「宗教って怪しいし、なんだか怖い」という人も、多いでしょう。



「お世話され上手」の「仏教は怖い」にて、釈徹宗さんは次のように伝えて下さっています。

とにかく仏教を原液のまま飲むと、日常などやすやすと壊れてしまう。(中略)仏教が本性を見せたら、社会に適応出来なくなる。

これは、仏教に限らず、どの宗教にも言える事です。



宗教とは、社会の価値体系とは違う価値体系を持っており、それが宗教の本領であると、釈徹宗さんは仰います。

社会通念とは全く違う価値体系を持ち、社会通念とは違った視点での提言がなされるからこそ、宗教の存在意義がある、ということです。



しかし、それゆえに安全装置なりブレーキをきちんと学んでおかないと、宗教には怖い要素もあるという事も事前に学んでおかないと、暴走してしまう恐れがあります。

宗教が一旦暴走したらどうなるか、過去の事例からも明らかで御座いましょう。



世界の宗教をこれから学ぼうという際には、そこからのめり込みすぎて、狂信者化して暴走したり、社会に適応出来なくなる恐れを、先に知って置く事が肝要です。

私も、有り難い事に早い段階で、長い歴史の中で鍛えられ、随所に盛り込まれた安全装置やブレーキの部分を学ぶ事が出来て、学ばせて頂いた御縁に感謝しております。



ページ数で言えば4ページほどですけれども、「お世話され上手」の中にある「仏教は怖い」という項目は、暴走しないために読むべき箇所である、私はそのように頂いております。

世界の宗教を学ぶならば、「お世話され上手」を通読してから、「仏教は怖い」の部分は要所要所で読み直すべきあります。

無宗教でも、知識や教養として世界の宗教を知っておいて損は無い

日本人は、宗教について聞かれたら、無宗教と答える人が結構いらっしゃいます。

2006年の統計では、50%くらいということで、約半数の人が無宗教と答える計算になります。

2016年になっても、あまり割合は変わっていないのではないかと考えております。



信仰の自由がありますし、無宗教でも生きていく事は出来ますから、無理に何かを信仰することもありません。

私は仏教徒の自覚はありますけれども、だからといって無理強いしたりはしませんからね。



ただ、学問として、また知識として宗教について、教養として世界の宗教を知っておいても、損は御座いません。

むしろ、グローバル・世界規模で活動する機会が顕著に増えている現代社会においては、学んでおいた方が良いでしょう。



例えば、インドネシアはイスラム教徒の方が多く、およそ90%の人がイスラム教徒であると、2010年のデータが御座います。

インドネシアに海外出張したり旅行で行くという場合、イスラム教を勉強しておくことで、現地でイスラム教徒のエトス(行為様式)を妨げない知識と知恵が身につき、円滑に過ごせる一助となりますからね。



これからはグローバルな時代だといって、英語を学ぶのも結構ですが、教養と自衛、海外に出たときに円滑で円満に過ごすために、世界の宗教を学んでおくと言う事も、念頭におくことも良いかと存じます。



合掌、礼拝

スポンサーリンク