自己啓発セミナーとは怪しい宗教?霊感商法の出来損ないですから関わらない事

御参拝、誠に有難う御座います。住職(管理人)の修羅観音です。

あなたは「自己啓発セミナー」と聞くと、どのような印象を持っていると答えられるでしょうか。
「自己啓発セミナーとは、怪しい宗教の集会みたいなもの」だとか、そのような印象を持っている方も、いらっしゃるかと存じます。

私も、調査の目的であったり、興味本位で言ったことがありましてね、体験的に知っております。

実際、体験記を続く事も出来るほどに。



自己啓発セミナーとは、怪しい宗教と同一視する人もいらっしゃり、警戒する人も多いかと思いますが、私はその感性は大切にしておいた方が良い、と思うております。

と、言いますか、その感性は、ご自身の人生と時間、そして財(お金)を守る上でも、とても大切な安全装置で御座います。

自己啓発セミナーとは、怪しい宗教と言われるのは、ある種の宗教性を帯びているからでありましょう。

そして、宗教と言えば、某宗教団体などの事例もあったりと、危険で怪しいというパトス(精神性・感じる事)を持たれやすい風潮もありますし、それも関連している事と思われます。



仏教者であり、宗教を学び続ける者としての視点を含めて、私の体験記も交えて、その辺りの話を致します。

自己啓発セミナーに搾取されないため、また、深みにはまっている友人を助けるための智慧であったり、悪縁をばっさり切るための智慧にして頂ければ、嬉しゅう御座います。

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自己啓発セミナーとは怪しい宗教と言われるのは因果応報・自業自得(現代的な意味で)という体験談

自己啓発セミナーとは、怪しい宗教か否か。



結論から申し上げますと、「怪しい宗教的な要素を持っているただの集金集会」です。

怪しい宗教というのも上等なくらいで、たんなる霊感商法の現場ですからね、あんなものは。



意図的にやっているならば悪質な我利我利亡者なる詐欺師の業ですし、気づいていないならば、まさに間抜けで愚かな無明なる亡者です。

どちらにしても、やってしまっている事それ自体が、愚かしいこと甚だしい。

それについては、私も体験して現場を目の当たりにしております。



ここからは、私のとある自己啓発セミナーでの体験記です。



大阪の、あるビルの一室で行われた、自己啓発セミナーの世界では有名な、ある自己啓発講師(という名の単なる詐欺師)を目の当たりにした体験記です。

調査のために、私はこの自己啓発セミナー講師のセミナーには、2回潜り込んでおりましてね。

その自己啓発セミナーでは、最初にスタッフがセミナー講師を持ち上げる方法で、「ダンスだー!」とか言って、間抜けなダンスになっていないダンスをして、こちらを消耗させてきます。



そして、後は8時間くらいぶっ続けで、自己啓発セミナーが続いていきます。

要所要所で、のこのことやってきたカモを消耗させて、冷静さを失わせる手法が入れてまして。



当時はまだ、私は仏教と再会してはおりませんでしたが、明らかに怪しい宗教どころか、「気持ち悪いただの霊感商法」だと、直観し直感したものです。



ついでにいっっておきますと、自己啓発業界では有名な、アンソニー・ロビンズさんとのツーショット写真など、やたら自慢しておりましたね。

「自分は、こんなに成功したんだ」という、アピールが、まあ、気持ち悪い。

だから「怪しい」とか「気持ち悪い、キモい」って言われるんですよ。



いや、ね、アンソニー・ロビンズさんは、その自己啓発セミナーにおいては悪いわけでは御座いませんからね、念のため。

アンソニー・ロビンズさんの事をディスってるわけじゃありませんから。

アンソニー・ロビンズさんを、自己顕示欲を満たすために姑息に利用している自己啓発セミナー主催者が、気持ち悪くて愚かなだけで。

私は大体、アンソニー・ロビンズさんとのツーショットや、一緒に写り込んでいる写真を自慢する輩は、典型的な自己啓発詐欺師だとして、警戒しておりますから。

有名人との写真を自慢したくなる気持ちも分かりますが、それを金儲けのため「だけ」に活用するのは、なんとも醜く浅はかな業であろうことか。



ちなみに、アンソニー・ロビンズさんの自己啓発セミナーって、やたら高いんですよね。



そして、消耗させまくった後は、お客様は冷静な判断が出来ませんから、そこに高額な自己啓発プログラム(と言うなの訳に立たんごみ屑)で、ぼったくってくるという作戦です。



ここが、霊感商法の出来損ないだと私が言っておる部分で御座います。

霊感商法でも、まだ物質はありますからね、壷とか数珠とか石ころとか。

こういった自己啓発セミナーとは、販売する自己啓発プログラムには、実態がありません。

この辺り、霊感商法の出来損ないどころか、はっきり言って犯罪に等しいと思うのですがね。

しかし、8時間掛けて消耗させられておりますから、冷静な判断と決断が出来ませんから、金を奪われやすい状態に陥っているがゆえに、その辺りがわからないのです。



ちなみに当時の私は、その自己啓発セミナーでは、販売の時間になったら、スタッフが声を掛けてきたのもうざったかったので、便所に行ってから珈琲を飲みつつ、販売時間が終わるのを待っていました。



こういう自己啓発セミナーとは、御縁を結ばないのが無難です。

私みたいに、冷やかしであったり調査目的で行った場合は、「出来損ないの霊感商法で、聞く耳持たない」という事を、貫きましょう。

自己啓発セミナーとは怪しい宗教どころか、霊感商法の出来損ないでしかない

自己啓発セミナーとは、私は「霊感商法の出来損ないで、我利我利亡者なる詐欺師が集金するための集会」と、定義しております。



「違う!」と言うならば、バックエンド商品だとか、高額な金額をふっかけるんじゃありませんよ。

本当にお客様を啓発して、より良い人生を歩んで下さるための理念や「自利利他円満」のためにやっているならば、自己啓発セミナーでお金を巻き上げる事に、何の正当性もありませんから。

口先だけは立派で、中身が伴っておりませんがな、妄言も大概にすべきです。



暴利を貪りたいだけでしょうに、まさに貪りの煩悩「貪欲(とんよく)」なり。

「お金を出さないと覚悟が云々」と言っている輩の殆どは、言っている本人に覚悟がありませんから、そういう薄っぺらい言葉に耳を貸す必要は御座いません、妄言ですから。



このような事は、自己啓発セミナー以外の世界でも、やたら流行っておりますから、注意しないと行けません。

インターネットビジネス業界、あんちゃらコンサルタントなどを名乗っている輩は、特に酷い。

そういった我利我利亡者や詐欺師が主宰する、無料もしくは低料金に設定してある、アフィリエイトセミナーだとかネットビジネス系セミナーも、自己啓発セミナーとは名前が違っても、愚かさは同類です。

こやつらの目的は、「無料もしくは低料金で釣って、カモから大金を巻き上げる、もしくはだまし取る」ですからね。



私も、ある詐欺師のトレンドアフィリエイトセミナーに潜入したことがありますが、まあ、酷いものでしたよ。

30万円くらいするゴミのようなコンサルティングを売る事しか、考えていませんでしたからね、そのトレンドアフィリエイトセミナーを開いていた集団。



我々「人」は、こういった事例を反面教師として、智慧を持って悪縁を良縁に変えていくことが肝要で御座います。
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自己啓発セミナーとは、怪しい宗教の性質を持ち、霊感商法の出来損ないであるというカラクリ

自己啓発セミナーとは、怪しい宗教という性質を帯びており、霊感商法の出来損ないであると言う理由やカラクリは、どういうものなのか。



是は、「宗教体験」について学んだ事があったり、実際に体験を持っている人ならば、その理由やカラクリが見えてくるかと存じます。



自己啓発セミナーとは、大抵がポジティブ思考と言いますか、気持ち悪いくらいに前向きです。

「成功したいかー!」「YES!」とか、イエスセットをやってみたり、ハイタッチをしたり。

ハイタッチやイエスセットを強要してくる自己啓発セミナーとは、大抵が自己啓発詐欺ですから、その時点で要注意すべし。

ついでに言いますと、ダンスをさせてくる自己啓発セミナーも、同じようなもんですからね、最初に「ダンスだー!」と言われた時点で、便所行く振りして帰路につくのが賢い振る舞いです。



詐欺目的・集金目的の自己啓発セミナーとは、そんな感じでこちらを興奮状態にして、高揚感を刺激してくるという特徴があります。

集団心理の原理など、そういった心理学を悪用して、一時的に興奮状態に持っていく、という流れですね。

この「興奮状態」であったり、ある種の高揚感というところが、「宗教体験」ともリンクする事柄です。



このような場での高揚感や刺激は、変な薬品みたいなものでして、「一時的な興奮状態、高揚感」でしかなく、持続性は御座いません。

しかし、人は易きに流れ、刺激に弱いものでありまして、このような「主教体験的な高揚感・興奮状態」を気持ち良く感じるという錯覚を起こすと、また欲するものです。

これをこじらせると、「またあの刺激を、興奮を、高揚感を」と、再び自己啓発セミナーに通ってしまう、という悪循環が生じます。

もしくは、自己啓発プログラムを購入して、財産を奪われる、という事になってしまいます。



この辺りに、「霊感商法の出来損ない」と、私が申し上げて注意を呼びかけている本質が御座います。



霊感商法は、相手の不安感を煽り立てて、その不安を解消する具体的な方法論として壷や石を買わせる、という手法です。



日本仏教の伝統教団各宗派は、その辺りのブレーキや安全装置がきっちりしております。

そもそも仏教は、原始仏教時代からそうでしたけれども、そういった類いのものには惑わされないように、迷信等を信じ込まないように、戒めて下さっております。



仏教と言うと、孔雀王的な印象を強く持っていて、霊魂だとか幽霊だとか、お坊さんは霊能力者という先入観を持っている人も、いらっしゃるやも知れません。

(孔雀王は、霊能力バトルもの漫画として、面白いとは思いますが。)

実際に私も、子供の頃に妖怪大事典だか何かの本で、「幽霊に襲われない方法の一つに、お坊さんと一緒にいる」という項目を読んだ事がありまして、それで幽霊退治=お坊さん・仏教僧侶という誤解をしていましたからね。

今はそんな事は無く、むしろ霊感商法だとか、幽霊に取り憑かれてしまったと言う人に対して、戒める等の方法で立ち戻る知恵を授けてくれる仏縁だという頂き方をしております。



話が少し逸れましたが、宗教教育がしっかりしていたり、宗教的情緒が育まれていると、自己啓発セミナーの怪しい宗教性と、霊感商法の出来損ないであると言う部分が、見えてくるものです。

こういう事情もあって、私は以前にも、宗教教育の大切さについて、論じたわけですが。

参照記事:「無宗教でも宗教を学んでおいた方が良い3つの理由|宗教教育について」

参照記事2:「世界の宗教を学べる本2選と学ぶなら読んでおくべき1冊|私が選ぶ入門の書」



凄く現実的な利点があるとは思うのですがね、こういう事例から紐解いていくと。

自己啓発セミナー詐欺、自己啓発系詐欺や霊感商法に引っかかるのは、こういう宗教教育を敬遠してきた事も、一要因では無いかと、私は考えております。



とにもかくにも、自己啓発セミナーとは、こういった霊感商法的な要素が多々御座います。

無防備な状態で、そのような要素に当てられますと、あなたの大切な人生と時間を消耗し、財産も奪われます。

ゆえに、今回話してきました事をきちんと学び、自己啓発セミナーの怪しい宗教性に毒されない智慧を育む事が、肝要で御座います。



この辺りのカラクリを、仏教の視点と脳科学の視点から、少しではありますが論じて下さっているのが、こちらの本です。

この本の222ページに、今回話してきたことと関連する事柄と、自己防衛のための智慧が凝縮されております。

とにかくお金のかかる自己啓発セミナーには近づかない事が第一:潜入や冷やかしは慎重に

自己啓発セミナーとは、怪しい宗教性を帯びており、尚且つ霊感商法の手法を用いて、我々「人」から、大切な時間と財(お金)そして人生を消耗させたり奪い取ってくるものです。

「自己啓発セミナーとは、詐欺師が霊感商法で集金する現場」くらいの認識で近づかない方が無難ですし、その認識が、大切な時間とお金と人生を消耗しない第一の関門となりましょう。



「自己啓発セミナーとは、怪しい宗教なんじゃない?」という直感・直観は、大切な安全装置です。

それにとやかく言う輩の言う事は、ひとまずは放置しておくことが宜しい。



怪しいと思うその感性は、だまし騙されの世界がある現代社会において、自身のみを守る大切な安全装置です。

そして、その安全装置を大切にして、怪しい宗教的な自己啓発セミナーの主催者側に、金銭という名の餌を与えず、甘やかさないことは、実はきゃつらを救う事でもあるのです。



智慧と慈悲の実践です。



自己啓発セミナー詐欺で立ちゆかなくなり、絶望的なまでに貧する事がなければ、きゃつらは己の業に気づけません。

世間から総スカンを食らう程になって、初めて己を客観視し、己の罪と業を悔い改めるきっかけとなるのです。

願わくば、その事によって、我利我利亡者な多財餓鬼である状態から、「人界」の住人に戻れらんことを。

そのためにも、我々「人」は、自己啓発セミナーの我利我利亡者に騙されない智慧を育み、きゃつらが「人」に戻れるきっかけとなる事が、まさに「良き縁となる」事でありましょう。



今回の話が、あなたの大切な人生と時間と財産を消耗させず、更に我利我利亡者を人に戻すための智慧と働きましたら、嬉しゅう御座います。



合掌、礼拝

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